[画像] 【那須2遺体】宝島さん長女・真奈美容疑者(31)が韓国人元夫とのロサンゼルス生活で味わっていた“挫折”「内縁夫の逮捕後も、何食わぬ顔で親の会社を引き継ぎ……」

 今年4月16日、栃木県那須町の河川敷で、飲食業を営む宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の焼損遺体が見つかった事件。窒息死させられたとみられる2人の遺体が燃やされていたという犯行の経緯が発覚し、大きなニュースとなった。6月27日には夫妻の長女、真奈美容疑者(31)が殺人容疑で逮捕され、再び注目を集めている。

【写真】内縁の夫である関根誠端容疑者(32)と出会う前の宝島真奈美容疑者(31)。整ったロングヘアに細身の高身長という姿ほか、逮捕後の写真ほか

 宝島さん夫妻は、上野の繁華街で少なくとも14店の飲食店を経営していた。「強引な客引きなどで近隣店舗と揉めることも多かった」(飲食店関係者)というが、近年、急速に店舗数を拡大し勢いに乗っていた。しかし、4月15〜16日にかけての深夜、東京都品川区東五反田の空き家の1階ガレージで、元俳優・若山耀人容疑者、韓国籍の姜光紀容疑者ら実行犯によって、首を絞められたことによる窒息などで死亡。真奈美容疑者の内縁の夫、関根誠端容疑者(32)が黒幕として、実行犯のほかにも仲介者をいれて共犯者を増やすことで複雑な役割分担をしていた。

「警察は黒幕の関根容疑者を逮捕した後、真奈美容疑者が被害者の遺族なのか、それとも両親の殺人事件の共犯者なのか、慎重に捜査を進めていました。その結果、関根容疑者と真奈美容疑者の携帯のやりとりの中で、事件について知っていると思われる内容も含まれていたことなどから、殺害に関与していた容疑が固まったとして逮捕しました」(大手紙社会部記者)

 真奈美容疑者は、両親が残酷な手法で殺害され、実行役らが逮捕されている最中に宝島さんが経営していた「サンエイ商事」とグループ会社を継いでいた。登記簿によると、真奈美容疑者は5月15日に代表取締役に就任。今回の事件も、宝島さん夫妻と真奈美容疑者、内縁の夫である関根容疑者の間で、会社の経営権をめぐってトラブルになっていたことがきっかけだったと見られている。両親が死亡することで目論み通り会社を手に入れたということだろうか。

「事件の後にも、飲食店に顔を出す真奈美容疑者が目撃されていました。社長として、店舗に指示をしていた。周囲の人はまさか殺人に関与しているとは思わなかったようです」(前出・社会部記者)

真奈美容疑者が元夫と暮らしたロス生活

 真奈美容疑者は、関根容疑者と内縁関係になる以前に、韓国人男性と結婚し米ロサンゼルスで生活していたようだ。元夫のSNSによると、2016年元旦に「婚約しました」と投稿している。それ以降、真奈美容疑者のアカウントをタグ付けして、映画館や食事のデートの様子を投稿していた。2017年2月には、男の子が生まれている。2017年10月には結婚し、元夫はまもなくロスのコリア・タウンに韓国料理を提供するバーを出店したようだ。

 2人の生活は、米調査サイトからも分かり、真奈美容疑者はコリア・タウン近辺で3回引越しをしており、最後の住宅は元夫と同じ住所となっている。夫妻は2020年ごろ、生活の拠点をロスから日本に移したようだ。

 真奈美容疑者は帰国してから離婚し、関根容疑者と出会ったのだろう。ロスでのきらびやかな生活を終え、離婚を経験したことは真奈美容疑者にとって“挫折”でもあり、新たなスタートでもあったのだろうか。内縁の夫と出会ってからは両親の飲食店の経営権をめぐり対立していたとみられる。

 内縁の夫が逮捕された後も社長として出没していた店舗に行くと「知らない」「社長については一切答えません」と言葉少なだったが、どの店舗も共通して「社長(真奈美容疑者)から預かっている」「お店は通常通り続けます」という回答だった。

 真奈美容疑者は取り調べに何を語っているのか、注目される。