[画像] 【欧州選手権】スペインが3連勝で「死の組」突破も16歳のヤマルが労働規則に違反か…罰金も

 欧州選手権1次リーグB組最終戦(24日=日本時間25日、ドイツ・デュッセルドルフ)、すでに決勝トーナメント進出を決めているスペインはアルバニアに1―0で勝利し、3連勝と首位で「死の組」を突破した。前半13分にFWフェラン・トーレス(24=バルセロナ)が決めたゴールを守り切った中、意外な問題が浮上した。

 ドイツ紙「ビルド」によると、スペインはFWラミン・ヤマル(16=バルセロナ)が未成年であることでチームに制裁が科される可能性が出てきた。開催国ドイツの労働規則では、18歳未満は午後8時以降に働くことが禁止されている中、アスリートは午後11時までに緩和されている。試合は午後10時45分ごろに終了しているものの、シャワーを浴び、取材に応じるなど選手として行うさまざまな行動も仕事に含まれるという。

 そこで法律に違反していると判断されれば、最大3万ユーロ(約510万円)の罰金を科されるケースも出てくる。ただ、スペイン紙「アス」は「当局はスポーツ界における、この事例に対してまだ処置を講じていない」と伝えている。

 今大会にはフランスMFワレン・ザイールエムリ(パリ・サンジェルマン)をはじめ4人の10代選手が登録されているが、いずれも18歳以上。規定違反に当たるのはヤマルだけとあって、今後の動向が注目される。