[画像] 主役は鶏皮!大阪人も唸る!? 東京で食べられるお好み焼きとは?家庭でもマネできるテクニックも紹介

毎週土曜日 午前10時30分から日本テレビにて放送(関東ローカル/TVerにて最新話を無料配信)ヒロミ、小泉孝太郎がMCを務める「オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます」。

街頭インタビューで名前が挙がった、その人にとっての“神様”の中から、特に気になる神にスタジオにお越しいただく当番組。

東京・池袋で出会った28歳会社員・56歳主婦の親子からは、「品川にあるお好み焼き店『きじ』です!」(娘)「大阪に住んでいるんですけど、大阪で食べるお好み焼きよりおいしかった」(母)という声が。「お好み焼きの常識を覆す。絶対大阪の方がおいしいと思いながら食べたけどおいしい」(娘)と、お好み焼きの本場・大阪のお二人が絶賛したメニューは「店長おすすめ焼」。

品川駅から徒歩5分の「お好み焼 きじ 品川店」。「お好み焼 きじ」は1954年、大阪・梅田発祥。東京にも3店舗展開し行列が絶えない人気店で、梅田本店はミシュランガイド 2022・2023ビブグルマンに掲載。品川店店長・中川楽さんが考案したメニューが、街頭インタビューで挙がった「店長おすすめ焼」(1,452円)だ。

今回は中川さんにスタジオにお越しいただき、その作り方と、家庭でもマネできる作り方のテクニックを披露してもらった。

まずボウルに入れたカットキャベツに、紅しょうが・天かす・ねぎ・魚粉を入れ、さらに小麦粉と卵、かつおと鶏ガラを取った出汁を加えて混ぜていく。

ここで生地を混ぜるときのポイントが二つ。大きなボウルを使う点と、混ぜたらすぐ焼くという点だ。「空気をたくさん含ませるためにあえて大きなボウルで(混ぜる)」「混ぜたらすぐ焼く。このままで置いてたら水が出てきちゃうので」と中川さん。

こうして混ぜた生地を熱々の鉄板で焼いていき、大葉を1枚、さらに、青ネギと白ネギをたっぷり乗せる。

ネギをこの段階で入れることについて、「炒めて乗せると歯応えがなくなっちゃうので、蒸し焼きにした方が甘味が出たりする」と中川さんは解説。

そして、このメニューの主役・鶏皮をその上に乗せる。このメニューが生まれたきっかけを聞くと「新メニューを考えているときに、焼き鳥屋さんで、鶏皮ってパリッと焼けて、内側についている脂がお好み焼き自体に吸い込んできてくれてうまいことなるんちゃうかなというところからヒントを得た」という。

ひっくり返して鶏皮を乗せた側が鉄板に接すると、鉄板に鶏皮からの脂が出てくる。そして再度ひっくり返す時にコツが。それはひっくり返す際に上の面(生地)に穴をあけること。「(生地の)穴があいたところに鶏皮から出た脂を吸わせることによって、お好み焼きの中に旨みが(染みる)」と中川さん。これで生地の穴から鶏皮の脂が入り、中まで旨味が染み込み「この作業をする・しないでは全然違います。外がサックリして中がふんわり」(中川さん)とのこと。これは豚玉など他の素材でも活かせるテクニックだ。

また、ソースを使わない点もこだわり。「鶏皮に合うのはあっさり系」と、特製ポン酢ダレをかけ、白ごまと糸唐辛子、刻み海苔を乗せる。

こうして完成した鶏皮を使ったお好み焼き。孝太郎は「このあっさり感いいですね!」「この鶏皮クセになりますね」「こんなあっさりのお好み焼き初めてでした」、ヒロミも「ウマい!」「これは今までに食べたことないし、お好み焼きの概念が変わる」とMC陣も堪能した。