DeepAIは法人向けにChatGPTとClaude AIを安全にビジネス活用できる生成AI、SaaSプロダクト「BrainHub」の提供を開始した。
BrainHubで自社独自のAIアシスタントを構築し、業務に特化したテンプレートを活用することによって業務効率化を実現できるとしている。
●自社独自のAIアシスタントを構築できる法人向けSaaS『BrainHub』について
BrainHubはChatGPTやCluade AIのAPIを活用した、自社オリジナルのAIアシスタントを簡単に構築できるSaaSプロダクト。
法人向けに特化した製品となっており、日常的に利用する業務に特化したAIアシスタンを構築して、社内チームで共有することで、業務効率化を図ることができる。あらかじめDeepAIが用意している、各種業務に特化したAIアシスタントを利用することも、自社に合わせてカスタマイズしたAIアシスタントを自由に構築することもできる。
ChatGPTの導入を行なった多くの企業が、プロンプトの改善などを含め、使いこなせる人と、うまく使いこなせない人で大きな差が出ているという課題に直面している。ChatGPTから良い出力結果を得るためには、プロンプト改善など特殊な技術を要するため、多くの人がうまく使いこなせていないという現状がある。
BrainHubではこうした課題を解決するために、特定の業務で誰でも簡単に活用できるようなテンプレートの機能を実装しており、UXにこだわった設計となっている。
●BrainHubの3つの特徴
●1:ChatGPTとClaude AI を安全に利用
BrainHub上では、ChatGPTとClaude AIのAPIをそれぞれ利用している。それぞれのサービスをAPI経由で利用することで、LLM(大規模言語モデル)に送るデータは学習には利用されず安全に利用することができる。
Claude AIはChatGPTよりも日本語の文章生成に優れていると言われており、より自然な日本語を生成することができるLLM。BrainHubでは、どちらのモデルも利用することができ、状況に応じた使い分けなども可能となっている。
●2:業務に特化したテンプレート機能
普段ビジネスシーンで直面している業務に関して、予め用意された、各種業務に合わせたテンプレートを活用することで、時間を節約し、業務効率をアップさせることができる。
例えば、営業プロセスに特化したテンプレートを使えば、見込み客への営業方法、提案書の作成、フォローアップなど、具体的な業務を効率的に行えるようになる。
BrainHubのテンプレート機能を活用することで、業務ごとの特性を理解した上でのカスタマイズが可能となり、さらにチーム内で共有することもできるので、チーム全体の生産性向上が見込めるとしている。
●3:自社専用のAIアシスタントを構築
BrainHubでは、会社固有のニーズに合わせて、自社専用のAIアシスタントをカスタマイズして構築することができる。
独自のナレッジベースや業務プロセスをAIが把握し、日々の業務を支援。これにより、情報の検索や文書の作成、業務効率化が飛躍的に進み、社内全体の生産性も向上する。
ビジネス環境に最適化されたAIアシスタントで、文章作成に関わる作業時間を削減し、より戦略的な業務に注力できるようになる。
●チームの生産性を向上する活用例
●1:ビジネス文章の自動生成
チームメンバーが簡単な要点を提供するだけで、BrainHubが迅速にプロフェッショナルな文書を作成。文章を作成する時間を削減し、より重要なタスクに集中できるようにする。
●2:書類からの情報検索と要約
膨大な数の社内文書や会議記録から必要な情報を素早く抽出し、簡潔にまとめることで、チーム内部での情報共有を効率化し、意思決定を加速する。
●3:ビジネスのアイデア生成サポート
BrainHubが新しい視点を提供し、創造的なアイデアや企画立案を支援。チームの革新的な取り組みを促進する。