一夜で全米に名を知られた瞬間とは

 米大リーグ・ドジャース大谷翔平投手は4月30日(日本時間5月1日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発。5打数1安打に終わり、延長の末に3-4でサヨナラ負けした。試合前に球場内にが大量発生する珍事が発生。救世主となった蜂の駆除業者は大歓声を浴び、始球式まで行った。米記者は「ドジャースより良い広告」と称賛している。

 一夜にして全米に名前を売る瞬間だった。試合前の始球式に登場したのは、チェイス・フィールドで蜂の駆除を無事に終えた「ブルー・スカイ・ペスト・コントロール」のフェニックス店で支店長を務めるマット・ヒルトン氏。マウンドに上がる直前、かぶっていた防蜂服のフェイスネットを勢いよく脱ぐパフォーマンスで沸かせた。投球はストライクではなかったものの、さらに喝采を浴びた。

 ヒルトン氏に対し、X上の米記者も驚き。一連の動画付きで伝えた。米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者は「ブルー・スカイ・ペスト・コントロールにとって、なんて夜だ!」と社名の認知度向上を指摘。米ファンからは「始球式は最高だったわ。笑」「この男の人、大好きだわ。彼は私のプレーヤー・オブ・ザ・ゲームよ」とコメントが集まった。

 ブランケット記者の投稿には、米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者も反応。「ドジャースの背景幕より良い広告」とつづった。大谷翔平、山本由伸がインタビューを受ける際に使う背後のボードにはスポンサーロゴがあるが、2人の加入で日本企業と多数の契約を進める状況を引き合いに冗談交じりでヒーローに賛辞を送っていた。

(THE ANSWER編集部)