旅行に出かけると困ることが多いのが「泊まるホテル・旅館のコンセントが少ない」問題。友人たち数人と旅行に出かけ、1部屋に泊まるときはもちろんのこと、一人旅であっても延長タップ、あるいは延長ケーブルが欲しくなる場面があります。
特に筆者は、旅先にタブレットなどのUSBで充電する機器を持っていくことが多く、旅行用ポーチの中には延長タップとUSB充電器を入れています。充電環境を揃えられる点は満足していますが、ポーチの大半を占有しているので、正直なんとかしたいなと思っていました。
そんな中、USB関連のアクセサリーを多数販売しているCIOから発表されたのが、USB端子付きの電源タップ「Polaris CUBE Built in Cable」です。クラウドファンディングはすでに終了していますが、5月下旬にも5980円で一般販売されるとのこと。
すでにCIOからは似たような製品として「Polaris CUBE WALL」が発売されていますが、今回の新製品は”Built in Cable”を銘打っていることもあり、約55cmのケーブルを内蔵していることが最大の特徴です。
電源ケーブルは長さ約55cmでちょうどいい
旅先ではコンセントの関係上、大型のUSB充電器やタップが不安定になってしまうことがあるため、こんなふうにケーブルを伸ばして安定性を確保できるのは嬉しいポイント。ケーブルは「Polaris CUBE Built in Cable」自体に巻きつけられるため、長さの調節がしやすいのも助かります。
旅行用に使っているポーチにも問題なく入りました
肝心のポート類はというと、USBはType-Cが2ポート、Standard-Aが1ポートの計3ポート構成で、USB Type-Cポートは最大67W出力、USB Standard-Aポートは最大18W出力です。100W出力には対応していませんが、旅行などのシーンで100Wでの充電が必要な場面はそう多くないですし、個人的には気になりません。
複数ポートを同時に使用する場合、CIO独自の出力制御技術である「Nova Intelligence」によって、使用しているポートや接続しているデバイスによって出力が自動で調整されます。
USBポートを使用する場合の出力早見表。CIO公式サイトより引用
「Polaris CUBE Built in Cable」に搭載されているコンセントは2口。出力は最大1250Wで、USBポートを同時に使用する場合は合計で最大1125Wとなっています。
実際に筆者が旅行の際に持っていくデバイスを接続してみましたが、この状態でもコンセント2口、USB Standard-Aが1ポート空いていて、「Polaris CUBE Built in Cable」的にはまだ余裕がある状態。
仮にこれ以上の数のデバイスを充電する際は空きコンセントに充電器を接続すれば良いですし、友人たちとの旅行であってもコンセントを友人用に使えるため、環境としてはこれまでよりもずっとスマートになるはずです。
これまでの充電セットと比べて小型化に成功した
前半でも書いたように、筆者は旅行用ポーチに延長タップとUSB充電器を常備していました。それが今回「Polaris CUBE Built in Cable」が登場したことによって1つにまとめることができ、ポーチの軽量化・小型化を実現することができました。
もちろん、主な用途として紹介した旅行中以外にも、家庭のコンセントに接続して各種ポート類を拡張するなど、なにかと便利に使える存在です。充電環境をスマートにまとめたい人に最適な一品でしょう。
製品名 発売元 予定価格 Polaris CUBE Built in Cable CIO 5980円