全国どこにでもある、大手コンビニ。たいていの場合、チェーンごとに同じような外観をしている。
だから、初めての土地に行っても一目見ればその店だと分かるし、地元の景観になじませるスタイルの店舗に出会うと、レアキャラに出会った気持ちになるわけだ。
2024年4月に青森県に誕生したローソンも、まさにそんなレアキャラ。「地元らしさ」を一目で感じられる外観になっている。
こちらは、Xユーザーのマスタンゴ(@masutangosan)さんが4月5日に投稿した写真だ。住宅街の真ん中に、お馴染みの青と白の看板が掲げられたローソンが建っている。
しかし、そのコーポレートカラーより目立つのが、どこか見覚えのあるコワモテの人物の絵。
その上には、こんな言葉が書かれている。
OMATSURI LAWSON
NEBUTA
やっぱり青森ねぶた祭の龍王だよね!? そして、お祭りローソン!?
この店舗、何なんだ......? Jタウンネット記者は12日、ローソン本社に話を聞いた。
「ねぶた名人」の作品をイメージ
ねぶたデザインになっているのは、11日にオープンしたばかりの「青森中央高校前」店(青森市)。
取材に応じた広報担当者によると、壁面に描かれているイラストは第7代ねぶた名人(優秀な功績を収めたねぶた師)である竹浪比呂央さんが制作したねぶたをイメージしたもの。
「2023年9月に青森菱友会から竹浪名人をご紹介頂いたことをきっかけに、青森県の魅力を発信することを目的として、店外の壁面にねぶたの装飾をしました」(広報担当者)
写真を見るだけで「青森にあるローソンかな」とわかるような外観に、X上ではこんな声が寄せられている。
「かっこいい!」
「これは新しい!」
「竹浪先生の絵ですね」
青森中央高校前店が青森らしいのは、外観だけではない。
10日に発表されたプレスリリースによると、店舗内装の仕上げ材や天井の一部、店外の軒天部分に日本三大美林の1つである青森ヒバを使用。
同社が壁や天井・軒天部分に木材を使用した店舗を青森県内にオープンするのは、今回が初めて。「青森県産の木材を使用することで、地域の活性化に貢献してまいります」とコメントしている。
ちなみに、ローソンは他にも地元ならではの外観の店舗を様々に展開中。
もしかしたら読者の皆さんの地元にもいつか、ローカルデザインのローソンが誕生するかも?
外部リンクJタウンネット