パリオリンピック2024女子サッカーアジア最終予選・第2戦が28日に行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)女子代表が対戦した。
なでしこジャパンと北朝鮮女子代表の過去の対戦成績は12勝5分7敗。勝ち越してこそいるものの、直近の対戦である2018年8月に開催された第18回アジア競技大会では1−2で敗れていた。現在、最新のFIFAランキングでもなでしこジャパンが8位、北朝鮮女子代表が9位につけており、実力は互角と言える。
当初、今回の最終予選は北朝鮮とのホームアンドアウェイ方式で開催される予定だったものの、二転三転の上で試合3日前に中立地のサウジアラビア・ジッダ開催が決定した。24日に『プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム』で開催された第1戦は、守備を固めた北朝鮮女子代表をなでしこジャパンが崩し切ることができず、スコアレスドローでタイムアップ。第2戦は、勝ったチームがパリオリンピック2024本大会の出場権を獲得するという条件の中で開催される。
運命の第2戦に向けて、なでしこジャパンを率いる池田太監督は第1戦からスターティングメンバーを2名変更。左サイドバックに入っていた古賀塔子に代わって北川ひかる、左ウイングに入っていた植木理子に代わって上野真実を起用した。加えて、キャプテンの熊谷紗希を筆頭に、長谷川唯、長野風花、田中美南らは“連戦”を戦う。
東京の『国立競技場』でキックオフを迎えた一戦は、第1戦と同様に北朝鮮女子代表が5バックのブロックを敷き、なでしこジャパンの攻撃を迎え撃つ形に。立ち上がりからなでしこジャパンは攻め手が見つからなかったが、アンカーポジションと予想された熊谷紗希が最終ラインに落ちつつ、両サイドバックの清水梨紗、北川が高い位置を取ることで、最終ラインの選手間にスペースを作り出し、徐々にシュートまで迫るシーンも作っていく。
最前線で田中が起点となり、ボールを引き出す場面が目立っていくが、相手の厳しいチェックもあってなかなか自由を与えてもらえない。24分にはピッチ中央で前を向いた長谷川が斜めへ預けると、上野がダイレクトで捌くも、ボールを収めようとした田中はファウルで潰される。
だが、ここで得たフリーキックを北川が左足で蹴り込むと、1度はボックス内で跳ね返されたものの、ボックス左へ向かったクリアボールに上野が反応。頭で折り返すと、ニアサイドで待っていた田中がうまく首を捻ってヘディングシュートを狙う。ここはクロスバーに嫌われたが、セカンドボールに高橋はなが詰める。ダイレクトで押し込み、なでしこジャパンが遂に北朝鮮の堅守をこじ開けた。
前半も半ばを過ぎると、北朝鮮女子代表もコンパクトな陣形を保ちながら徐々に前に出てくる場面も増えるが、熊谷が中央に構えるなでしこジャパン守備陣が隙を見せることはない。反対に藤野あおば、北川などが積極的にシュートを狙う場面も見られ、なでしこジャパンも追加点の匂いを漂わせる。
しかし、前半終了間際の44分、なでしこジャパンはこの日最大のピンチを迎える。自陣左サイドでのスローインからうまくボールを繋がれると、ボックス左でリ・ハクにボールを収められ、中央への折り返しをチェ・クムオクに合わせられる。軸裏で狙った技ありの一撃は、GK山下杏也加がなんとか掻き出し、難を逃れる。前半の45分間はこのままなでしこジャパンの1点リードで終了した。
後半に入っても左サイドの北川が積極的な攻撃参加を見せるなど、なでしこジャパンは果敢に追加点を狙いにいく。最前線では田中が起点となりながら、2列目から上野や藤野が飛び出す形も見せる。63分には池田監督が動き、上野を下げて清家貴子をピッチへ送り出した。
なでしこジャパンと北朝鮮女子代表の過去の対戦成績は12勝5分7敗。勝ち越してこそいるものの、直近の対戦である2018年8月に開催された第18回アジア競技大会では1−2で敗れていた。現在、最新のFIFAランキングでもなでしこジャパンが8位、北朝鮮女子代表が9位につけており、実力は互角と言える。
当初、今回の最終予選は北朝鮮とのホームアンドアウェイ方式で開催される予定だったものの、二転三転の上で試合3日前に中立地のサウジアラビア・ジッダ開催が決定した。24日に『プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム』で開催された第1戦は、守備を固めた北朝鮮女子代表をなでしこジャパンが崩し切ることができず、スコアレスドローでタイムアップ。第2戦は、勝ったチームがパリオリンピック2024本大会の出場権を獲得するという条件の中で開催される。
運命の第2戦に向けて、なでしこジャパンを率いる池田太監督は第1戦からスターティングメンバーを2名変更。左サイドバックに入っていた古賀塔子に代わって北川ひかる、左ウイングに入っていた植木理子に代わって上野真実を起用した。加えて、キャプテンの熊谷紗希を筆頭に、長谷川唯、長野風花、田中美南らは“連戦”を戦う。
東京の『国立競技場』でキックオフを迎えた一戦は、第1戦と同様に北朝鮮女子代表が5バックのブロックを敷き、なでしこジャパンの攻撃を迎え撃つ形に。立ち上がりからなでしこジャパンは攻め手が見つからなかったが、アンカーポジションと予想された熊谷紗希が最終ラインに落ちつつ、両サイドバックの清水梨紗、北川が高い位置を取ることで、最終ラインの選手間にスペースを作り出し、徐々にシュートまで迫るシーンも作っていく。
最前線で田中が起点となり、ボールを引き出す場面が目立っていくが、相手の厳しいチェックもあってなかなか自由を与えてもらえない。24分にはピッチ中央で前を向いた長谷川が斜めへ預けると、上野がダイレクトで捌くも、ボールを収めようとした田中はファウルで潰される。
だが、ここで得たフリーキックを北川が左足で蹴り込むと、1度はボックス内で跳ね返されたものの、ボックス左へ向かったクリアボールに上野が反応。頭で折り返すと、ニアサイドで待っていた田中がうまく首を捻ってヘディングシュートを狙う。ここはクロスバーに嫌われたが、セカンドボールに高橋はなが詰める。ダイレクトで押し込み、なでしこジャパンが遂に北朝鮮の堅守をこじ開けた。
前半も半ばを過ぎると、北朝鮮女子代表もコンパクトな陣形を保ちながら徐々に前に出てくる場面も増えるが、熊谷が中央に構えるなでしこジャパン守備陣が隙を見せることはない。反対に藤野あおば、北川などが積極的にシュートを狙う場面も見られ、なでしこジャパンも追加点の匂いを漂わせる。
しかし、前半終了間際の44分、なでしこジャパンはこの日最大のピンチを迎える。自陣左サイドでのスローインからうまくボールを繋がれると、ボックス左でリ・ハクにボールを収められ、中央への折り返しをチェ・クムオクに合わせられる。軸裏で狙った技ありの一撃は、GK山下杏也加がなんとか掻き出し、難を逃れる。前半の45分間はこのままなでしこジャパンの1点リードで終了した。
後半に入っても左サイドの北川が積極的な攻撃参加を見せるなど、なでしこジャパンは果敢に追加点を狙いにいく。最前線では田中が起点となりながら、2列目から上野や藤野が飛び出す形も見せる。63分には池田監督が動き、上野を下げて清家貴子をピッチへ送り出した。
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