Image: NASA/JPL-Caltech/ASU/Simeon Schmauß
火星の地に眠るインジェニュイティの姿

コンビで火星探査を行なってきた、NASAの探査車パーサヴィアランスと探査ヘリインジェニュイティ。

バディの関係が終了したのは、今年1月のこと。インジェニュイティがブレード損傷により、運用終了となりました。

パーサヴィアランスが撮影し地球に送信した最新画像では、火星の地に眠るインジェニュイティの姿が写っていました。

R.I.P. インジェニュイティ

画像が撮影されたのは、2月4日。NASAがネットに公開した6つの画像をパノラマで繋げたのは、ビジュアルデザイン専攻の学生Simeon Schmaussさん。画像をXにて公開しています。

インジェニュイティが、バディのパーサヴィアランスとともに火星に降り立ったのは2021年2月。地球以外の惑星を、ヘリが離着陸し飛行するのはインジェニュイティが初めてでした。

当初、インジェニュイティは1ヶ月ほどの期間で飛行実験5回が予定されていました。が、想定を大きく上回り運用は3年間にも及び、その間の飛行回数は実に72回。総飛行時間2時間超えと大活躍の結果を残しました。

相棒インジェニュイティが眠りについても、パーサヴィアランスの探検はまだ続きます。空から陸から、お互いの姿をカメラで撮り合ったこともありました。相棒を撮影するのは、これが最後になるのかな…。

パーサヴィアランスに、また新たな空飛ぶバディができる日がくるといいですね。