お笑い芸人小籔千豊さんが、2023年12月27日に公開された「ざっくりYouTube」の動画に出演。ピン芸人のムーディ勝山さんとコンビを組んで出場した漫才王座決定戦「M-1グランプリ2023」について振り返った。

準々決勝で敗退し「ベッドの上で5時間ゴロゴロしてました」

小藪さんが出演したのは、お笑い芸人の千原ジュニアさん、お笑いコンビ「フットボールアワー」ら仲良しお笑い芸人が共演する「ざっくりYouTube」の最新動画「【2023総括】4人が今年の文字を発表します」。漢字1文字ではなく、ジュニアさんが提示する「さまざまな文字」で2023年を振り返ろうという趣旨の年末企画だ。

「漢字6文字」という指定を受けた小藪さんは、「恵務腕之挑戦(えむわんのちょうせん)」と当て字で、ムーディさんとのコンビ「サブマごり押し」が準々決勝で敗退したことを報告。この出場は大々的に公表されたものではなかったため、予選などでの登場時には驚きを読んでいたが、あえなく涙を飲んでいた。

「ややウケとややスベリのあいだをちょうど行ったり来たりして、完全にキレイに落ちたんですけど」と回顧する一方で、「次の日、ショックすぎてベッドの上で5時間ゴロゴロしてました」「悔しいとか残念とか言うのはホントにほかの方々に失礼やねんけど、むちゃむちゃガッカリしたな」と、「M-1」の壁の高さに落ち込んでしまったと明かす。

緊張感あるなかでのネタ披露に「手震えました」

ジュニアさんから今後のコンビ活動の予定を尋ねられた小籔さんは。「ムーディとはもう今年1年って決めてましたので、ムーディとは終わりです」とキッパリ。というのも、ムーディさんは営業などの仕事で忙しく、「僕とM-1調整することによって、(ムーディさんの)収入はガクンと下がっているわけですよ」「9カ月間貧乏させたのに、また来年もやって...」と、収入面を気遣ってのことだという。

また、小籔さんは3回戦について、つかみのボケから中盤までウケが取れず「手震えました」とも。「もしかして今日このまま無笑やったらどうしよう」という不安がよぎったが、終盤で笑いが起こって「生きてるなぁ〜!」と実感したという。そうして芸を磨き、新たな挑戦の場に出向く小藪さんに対し、「フット」後藤輝基さんは「そういう体験に、自分から持っていけるのなかなか出来ないですよ」と感嘆しきりだった。

ちなみに、小藪さんがムーディさんと組んだ理由について、11月15日公開の同チャンネルの動画で「誰にしようってなった時に、東京でピン芸人で、家が近所でスケジュール暇で、飲みに行ったことあってオモロイなあって思ってるやつ誰ってなって。SUUMOみたいに検索したら『1件見つかりました。ムーディ勝山』ってなって」と、結成秘話を明かしている。