2023年11月12日(日)東京は羽田空港第3旅客ターミナルビルに併設される「TIAT SKY HALL」にて、ダズビーが自身初となる日本でのミニライブを開催した。

今回のミニライブは2023年9月23日(水)にリリースされた1stアルバム「orbit」CD購⼊者限定の応募特典として⾏われた完全招待制のイベントであり、ダズビーの歌声を生で体感できるだけでなく、終演後にお⾒送りもあることが事前に発表されたこともあり、多数の応募者が殺到し、その中から抽選で当選した多くのファンが会場に詰めかけた。

今回のミニライブは昼夜2公演開催されたが、彼女の⾏動全てに、集まっていた観客が自生然と笑顔になる、癒しの空間が届けられた。

そして今回のミニライブはダズビーの初が詰まった内容であった。何と⾔ってもまずは、日本で初めて素顔を披露し、そして初めて観客の前で生の歌声を披露すること。様々な初をダズビー自身も観客自身も体感することになった。

⽩い⾐装を身立に纏い、緊張しながらも笑顔を絶やさない彼女の姿は、大袈裟ではなく、天使がステージに舞い降りてきたようであった。その印象を更に決定付けるような歌声が会場中に響き渡る。彼女の歌声は、聴くものの心に問いかけてくるようにスッと⼊ってくる。そして心が浄化されていく感覚になっていく。それが今回の生での歌唱を聴くことでより際立って感じられた。

今回ダズビーはその天使の歌声、天使のような出立と笑顔で様々な人の感情を覚えて歌いあげる。時には切ない感情や、嫉妬心に満ちた感情も含めて、その歌声だからこそ、マイナスな感情でさえ心の奥にすっと届いてくる。

昼夜ともに披露したのは、1stアルバムからリードトラック「オセロ」。軽快なリズムに、ピアノ・ギター・シンセが合わさった特徴的なトラックに、彼女の歌声がシンクロしていく。そしてYouTubeで1,000万回再生を記録した彼女の代表曲の1つ「愛じゃない」。片思いの最中に起きるダークな感情を、ダズビーの歌声によってより切なさが増し、哀愁も感じるラップパートで更に心が揺さぶられる。アルバム全体からも感じる、恋愛のネガティブさを感じるこの2曲を通しても、彼女の歌声が耳だけでなく、直接心に染み込んでくるような感覚になっていく。

集まった観客は、これまでネット動画やストリーミング、そして今回のCDでしか聴くことが出来なかった、彼女の生の歌声を堪能しつつ、本当にダズビーに直接会うことが出来た喜びを噛み締めるかのように、皆が笑顔になっていくことがわかった。

昼夜公演の中盤で披露された「hikari」では唯⼀座って歌唱。この楽曲の収録中に涙が出たと本人は語っていた通り、昂る感情を抑えながら歌う彼女の姿に、会場中が静まりかえり、涙する観客の姿も多数⾒かけられた。

また昼夜各公演で唯⼀異なった選曲になったのは、昼公演では「シュガーコート」を、夜公演では「アディオス」を披露している。どちらも一度聴いたら離れられない中毒性のあるメロディーと、ダズビーの透明感ある歌声で人気の楽曲だ。

また本イベントでは、途中に司会を務めた百花繚乱とのトークで天使のような⼀面を⾒せる。ダズビー自身、物凄く緊張しているが、凄くワクワクしていること。そして観客の皆さんが⽬の前にたくさん⾒えることが嬉しいということを、素直に伝えていた。こうして話している間も笑顔を絶やさない。百花繚乱からダズビーに対して、ミステリアスな印象もあるのではないかという問いには、本イベントだけに特別にダズビー本人が撮影したホームスタジオの様⼦を初めて紹介する映像も流れた。この時も自生身立の映像を恥ずかしがっている彼女の笑顔に、会場全体がほっこりした気持ちになっていた。