「環境に配慮し、つまようじを省きました」――。大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」で配布される割り箸に付属している爪楊枝が廃止されたことが分かった。

運営するセブン&アイ・ホールディングス広報は2023年9月1日、J-CASTニュースの取材に対し、「順次、つまようじが同封されていないものに切り替わっております」と回答した。

不要の声や資源保護の観点で廃止

爪楊枝が廃止された割り箸の箸袋には、「環境に配慮し、つまようじを省きました」と書かれている。以前の割り箸には、「開封時にはご注意ください」という但し書きとともに爪楊枝が付属していた。

X(旧ツイッター)でも「お箸に爪楊枝が入ってない」「いつの間にか爪楊枝が入らなくなってる」といった報告が相次いでおり、消費者の関心を集めている。

セブン&アイ広報は9月1日、取材に対し「順次、つまようじが同封されていないものに切り替わっております」と回答。

全国の店舗ごとに、旧来の在庫がなくなり次第、爪楊枝なしの割り箸に切り替わるという。

早いところでは8月10日前後から切り替わっているとする。

セブン‐イレブン以外のグループ会社での取り扱いはないという。

割り箸から爪楊枝をなくした理由を尋ねると、次のように回答した。

「店舗でお客様にお渡しするカトラリー(スプーンやフォーク等)の環境対応をすすめている中で、今回割りばしの規格変更を行いました。包装フィルムと割りばしそのもののサイズを変更し、プラスチック削減や使用原料の削減に取組んでおります。
つまようじについては、原料である木も資源であることに加え、従来より同封されていても不要に感じるとのお声がお客様より寄せられていたことを受け、資源保護の観点も含め、今回つまようじを同封しない規格に変更いたしました」