松居一代が明かす“ブログ誤爆”事件の真相。「私は基本、室内では裸族です」「今はブロードウェイを目指してがんばってます!」

2017年に俳優の船越英一郎氏と離婚し、2019年にはNYマンハッタンに移住した松居一代氏。つい先日、自身のブログに『NY・サンシャイン部屋』と銘打った日記と写真を投稿するも、写真内の窓に“上半身裸の姿”が映り込んでしまうという珍事件が発生。ことの真相について、NYの松居さんに緊急リモート取材した。

「私は基本、室内では裸族です」

松居一代さんといえば、2017年には元夫の船越英一郎氏の不貞疑惑や、調停離婚が成立するまでの経緯を赤裸々に告白するYouTubeを公開するなど、その尖った行動がたびたび話題になってきた。ブログにも「尻干し中です」と半分お尻が出た状態の写真を投稿するなど注目を集めている。

その一方で27歳から投資家として着々と資産を増やし、米国最強といわれる永住権「EB・1グリーンカード」を取得。さらにNY・マンハッタンのビリオネア通りにそびえ立つ90階の超高層タワマン「ONE57」の2室をキャッシュで購入するなど、超一流の成功者としても知られている。その松居一代さんに、今回の騒動の経緯から現在の暮らしぶりを聞いた。

〈取材は日本時間の5月30日22時(NY現地時刻は9時)に実施〉

取材に応じる松居一代さん

――松居さん、本日はよろしくお願いします。

松居一代(以下、同) おはようございます。たった今、ジムから帰ってきたところです。今もランニングにパンツ一丁で取材を受けていますよ。私は基本、室内では裸族なんです。だから問題となった5月29日のブログも、NYの晴天の日差しを皆さんにお届けしたくて、何の気なしに撮ってアップしてしまったんですよ。まさか窓に自分の裸体が映り込んでいたなんて、思いもしませんでした!

――Amebaの担当者から慌てて連絡が来たとのことでしたが、どのような連絡が来たのですか。

そのニュースが拡散されている時は寝ていた時間ですので、そのような騒ぎになってることはまったく気づきませんでした。翌朝にAmebaのご担当者様から「松居さん、すぐに写真を削除して下さい」というメールが来たので、私はてっきり、その写真とは別に投稿していた入れ歯の写真かと思っていたんです。そしたら、「違います、この写真です」と例の写真のスクショが拡大されたものが送られてきて「あら~!」って驚いた次第です。本当に、世間の皆様にはお見苦しい裸体を失礼いたしました。

――いえいえ、日差しに反射しながら大事なところがうすら見えてお美しかったですよ! 先ほどジム帰りだとおっしゃっていましたが、健康には気をつけていらっしゃるのですか。

授かった体を乗り換えることはできません。ですが、歳を重ねても、新車のような体を保っていたいと思っています。そのためには、口に入れるもの、飲むものが大切となりますね。なるべく農薬を避けた食材選びをしています。薬を飲まないこともマイルールのひとつでもあります。

松居さんのお部屋の様子。写真は午後19時前。NYでは21時頃まで明るいのだとか

――ブログでは「尻干し」や「腹干し」と称した日光浴をされていますが、あれも独自の健康法の一種でしょうか。

そうですね。亀が甲羅を干すでしょう。あれは体温を上げるためで、日光浴をすることで毛細血管の循環をよくしたり、体を乾かして皮膚についた寄生虫や菌類を退治しているんですよ。人間も同じように、体を干すことで免疫力がアップできるんですよ。

――そもそもNYに移住したのは、どんな目的があったのでしょう。

若い頃からアメリカに憧れがあり、アメリカで成功を収めたいと願ってきました。しかし、何を始めるにも無名では無理があります。そこで、まずはアメリカで著名になりたいと願っています。ハリウッドは差別が激しいと聞いていますから、日本人では歯が立たないと思っています。そこで、大都会が好きな私はNYを選んでブロードウェイを目指しているんです。

まずは、オーディションからのスタートです。舞台に立ててアメリカの皆様に受け入れていただけましたら、次のステップとしてビジネスをスタートさせたいですね。気が早いですが、本社となる物件は、すでに用意をしています。

――その会社というのは、投資関係の会社なのですか?

いいえ、違います。私の夢は、テレビショッピングが本場のアメリカで、私が自信を持って生み出す商品を自分で売ってみることなんです。これまで、日本では数多くの商品を皆様にご愛用をいただきました。売り上げの記録も作らせていただきました。その経験を生かして、今度はアメリカで挑戦をしたいわけです。

しかしながら、無名な者が商品を紹介したところでどなたも振り返ってはくださいません。だからブロードウェイからスタートしてまずは私自身をアメリカの皆様に知っていただく必要があるわけです。

――そんな目標があったのですね。来月で66歳を迎えられますが、以前にも増してパワフルですね。

そうなんです。ブロードウェイを目指していますので、これまでの人生で挑戦したことのない歌とダンスに取り組んでおります。語学のレッスンなども受けて、アメリカを中心とした世界情勢もチェックしています。もちろん日本の皆様に現状をお伝えするためにブログを綴るのには一日7時間くらい費やしています。

こちらは歌の学校での松居さん

――ブロードウェイに出るためのオーディションなどにもすでに受けられているのでしょうか。

いえ、今はその準備をしているところで、まさに明日、オーディションに出るために必要な映像とスチール撮影をするんです。

オーディション用の撮影は、このオーダーメイドの衣装で行われた

マンハッタンに高級マンションを3部屋所有

壁に飾られた絵画は3Dポップアートの第一人者、ファジーノの初期の頃の大作

――27歳から投資をされている松居さんですが、現在に至るまではどのように資産を増やしてきたのでしょう。

私の投資の始まりはマンション投資です。タイミングよくバブル前にマンション数軒を購入できましたので、それがバブルの波に乗って大きな利益をもたらしてくれました。その後は、その資金を株式投資に切り替えました。携帯電話のない時代でしたから、固定電話でのデイトレーダーでした。

――今現在は、日本でも投資活動をしつつNYでも投資をされているのでしょうか。

日本の投資はかなり縮小してきました。NYでは今のところは、不動産投資に絞り込んでいます。投資に失敗した投資家が叩き売る物件をキャシュで買っています。

――今、住まわれている「ONE57」のお部屋はおいくらで購入されたのでしょう。

NYではお金があるからと言ってビリオネアビルは買えないんですよ。厳しい管理組合の審査があるからです。もちろん弁護士も必要となります。私が「ONE57」を最初に買った時は4名のユダヤ人弁護士に代理人になっていただきました。

「ONE57」はビリオネアビルと呼ばれています。日本人で住んでいるのは私だけです。私以外の方は全員の方がプライベート・ジェットで世界中を移動なさっておられます。私も買えるようになりたいですね。

現在、松居さんが住んでいる90階のビル「ONE57」は、カーネギーホールの真向かいにある

次なるパートナーの条件

――ブロードウェイに新たなビジネス展開、さらに投資にとお忙しい日々だと思いますが、今はパートナーなどはいらっしゃらないのでしょうか。

今はまったく興味がないですね。夢に向かって必死ですからね。余裕が生まれたら恋はしたいと思っていますよ。しかし、日本人の方ではないでしょうね。

ソーホーにある可愛らしいホテルのソファでくつろぐ松居さん

――では、まずはブロードウェイでの成功ですね。どんな役柄をゲットしたいと思いますか。

もう、私にやらせていただけるならなんでもですよ。通行人役だってありがたくやらせていただきたいと思っています。私も前期高齢者の65歳で、来月には66歳です。しかし、生きていればできないことはないと思って海を渡ってきました。

日本人の愛をアメリカの皆様へお伝えしたいですね。日本人の温かさ、日本人の律儀な生き方、日本人のおもてなし精神を日の丸を背負ってご紹介していきたいですね。

命懸けで頑張ってまいります。日本の皆様には温かく見守っていただけたら嬉しいですね。

取材・文/河合桃子