先行公開曲がチャン・イェウンの感性的な雰囲気を表現したとすれば、タイトル曲「Cherry Coke」は彼女ならではの赤色で染めた堂々としたラブソングで、強烈なビートとベースが際立つヒップホップナンバーだ。爽快感や甘い雰囲気を感じられる曲の進行を通じて、チャン・イェウンのギャップのある魅力をアピールする。

昨年、この曲を初めて聴いたというチャン・イェウンは「タイトルがとても気に入りました。そしてビートや様々な音楽ソースが記憶に残りましたし、聴いてすぐに様々なイメージが思い浮かびました。私にぴったりのイメージだと思いました」とし、「『Cherry Coke』というタイトルに合わせて、振り付けにはチェリーを連想させる手の動きがたくさん登場します。聴いていると缶を開けるような音も出てきますが、それもポイントです」と説明した。

先行公開曲で広い音楽スペクトルを証明したとすれば、タイトル曲はチャン・イェウンが最も得意なことを凝縮させた曲だ。ボーカル、ラップ、パフォーマンスの実力をすべて兼ね備えたオールラウンダー、チャン・イェウンを見ることができる。彼女は「今まで強い音楽をたくさんしてきたんですけど、私の性格や外見からして、ものすごく強くて怖い感じではないと思いました」とし、「『Cherry Coke』は、私が得意なことと得意になりたかったことがミックスされた曲です。私がもともとやっていたラップも聴くことができますし、私の声の長所を見せることができる曲です」と紹介した。

チャン・イェウンは、今回のアルバムに込められた意味を振り返り、活動への意気込みを語った。彼女は「準備しながらも多くの感情を抱きました。新しい事務所、新しい人たちと一緒にたくさんの努力を収めたアルバムなので、今回のアルバムは一生忘れられない作品の一つに挙げられると思います」と話した。

偶然にも、CLCとして一緒に活動したチェ・ユジンが所属するKep1erも10日にカムバックした。音楽番組で他のチームとして会うのはぎこちない部分もあるかという質問チャン・イェウンは「私が人見知りで人付き合いが上手い方ではないのですが、私をよく知っている人が放送局にいるというだけでも幸いだと思いました。会えば嬉しい気持ちで挨拶したいです」と答えた。

今回のアルバムの準備過程でも、CLCのメンバーたちは応援してくれた。チャン・イェウンは「私が悩みを打ち明ければ、フィードバックも真剣にしてくれます。アルバムが出るという話を聞いて、皆楽しみにしていると言ってくれました。お姉さんたちが『できるよ』と自信を与えてくれました。(チャン)スンヨン姉さんはミュージックビデオの撮影現場まで来ました。(クォン)ウンビンは私のことをなぜ呼ばなかったのと言いました(笑)」と明かした。

今回のアルバムの目標はファンだ。彼女は「長い間待っていてくださったファンがたくさんいらっしゃるので、ファンが満足そうな表情で笑ってくださったら、そこで一番大きな満足感を得ますし、私も楽しくステージに臨むことができると思います。もちろん不安な部分もありますが、怖くはないんです。うまくいかない時があっても、いつかやり遂げて人々にお見せしたいと考えました。今回も楽しんで臨みたいと思います」と語った。