ママスタコミュニティに、ダブル不倫の末に再婚したというママからのトピックが立てられました。投稿者さんは再婚後、結婚生活を順調に送っているそうですが、1点だけ心に引っかかることがあるようで……。

『多くの批判もあると思いますが、私はダブル不倫の末に再婚をしました。再婚相手は私の中学生の子どもに良くしてくれ、穏やかに暮らしています。もうすぐ彼との間に子どもも産まれます。しかしひとつモヤモヤするのが彼のSNSのホーム画面が、前妻との間の子どもの写真ということ。理由を聞いてみると「自分の至らなさで、子どもを犠牲にしてしまった。心の中で見守りたい」と話していました。彼は前の家族とは面会ができません。写真くらい、私が我慢すべきでしょうか?』


再婚相手のSNSのホーム画面が、前妻との子どもの写真という状況がどうしても気にかかるという投稿者さんに、ママたちはどんなコメントを寄せるのでしょうか?

私の目に入れないで!我慢ならないママたち

『ホーム画面に設定する必要ないよね。写真は別のところでひそかに見ればいいのにね』


『私なら耐えられない。「私の目につかないようにして」って言うかも』


旦那さんがかつて愛した女性との間にできた子どもですから、頻繁にその子を意識せざるを得ない状況に心がざわつくのは、きっと仕方のないことなのでしょう。投稿者さんとしては新しい家庭をもったのだから、今の妻がそんな不満を抱えぬよう旦那さんには気を遣ってほしいというのが本心なのかもしれませんね。

離れても子どもへの思いは変わらないから。気にかけないママたち

『前妻と写ってる写真なら絶対にNGだけど、子どもだけなら問題ない。離れて暮らす子どもを見守りたい気持ちや、写真を手軽に目にできるようにしておきたい気持ちも分かる』


『離れていてもわが子は大事。再婚相手が自分や自分の子を大事にしてくれているならそれでいい』


会えないからこそ、前妻との子どもの写真を頻繁に目につく形にしておきたいと願っているだろう旦那さんの心理に理解を示したママたち。再婚した今、投稿者さんと旦那さんは穏やかに暮らしているとのことですから、「今」が満たされていれば、それで充分なのかもしれませんね。

気になるけれど!「受け止めないと前に進めない」と語るママたち

『気にはなるけど、投稿者さんも親なら旦那さんの気持ちも分かるはず。もし逆の立場で、自分は離れた子どもを忘れられる?』


『気になるけど……過去のある人と結婚したんだから、相手の過去を丸ごと受け入れる覚悟は必要だと思う』


ママたちから数多く寄せられた意見は「気になるけど仕方のないこと」というもの。過去に築いた家庭がある相手と再婚したので、その過去を意識させられると今の妻として胸がざわつくのは自然な心理なのかもしれませんね。ですが相手の過去をなかったことにするのは不可能なこと。そしてどの親にとってもわが子はかけがえのない存在でしょう。旦那さんの思いは尊重すべきでは? との声が集まりました。

自分の子には良くしてもらっているのに?違和感が続々



『自分の子には良くしてもらって、相手には子どもの写真すら嫌なの?』


『「私の子だけ大事にしてほしい」と聞こえるよ。自分の子は相手に可愛がってもらっているのに、どうして相手はわが子を大事にしちゃいけないの?』


再婚相手である旦那さんは投稿者さんの連れ子と暮らし、可愛がってもいるのに……と投稿者さんに違和感を覚えるママも一定数いました。自分は投稿者さんの子を大切に思って接しているのに、投稿者さんには自分の子どもの写真を煙たがられていると知れば、旦那さんはやるせない気持ちになるかもしれません。良い関係を続けていくために、相手が大切にしたいものを互いに大切にし合うことは肝心ですよね。

痛みがあるのは当然?父親を奪ったことを肝に銘じるべき



『前妻の子は、近くで成長を見守ってくれるはずの父親を失ってるんだしね……。ダブル不倫で子どもを傷つけたわけだから、投稿者さんに苦味があるのは仕方がないと思う』


『はっきり言うけど、投稿者さんは自分のことしか考えないからモヤモヤしちゃうのよ。私なら万一不倫してしまったら、相手の妻子のことが気になる。写真を見るたびに落ち着かない気持ちになるのを、前妻との子から父親を奪ってしまった贖罪と捉えてみたら?』


既婚でありながら他の相手と男女の関係になる不倫は、どうしても妻あるいは夫、そして子どもを傷つけるもの。その事実を大前提にしたうえでの辛口コメントも……。何の落ち度もない前妻との子から父親との暮らしを取り上げてしまったことは、不倫をした投稿者さん夫婦の至らなさゆえ、と言えるのかもしれません。その罪を考えれば、苦い思いがあるのは仕方がないという声や、罪を忘れないための戒めにすべきという声が……。「自分のことしか考えないから」との意見がありますが、自分中心ではない視点を心がけると、モヤモヤの解消にも繋がるのではないでしょうか?

むしろいい父親。未来をみていこう

先ほどの視点とはまた違った見方で、今回の状況を捉えるママも登場します。

『逆に子どもを忘れるような男でいいの? 離婚したからといって、子どもとの関係も断ち切るより、よっぽどいいと思うよ!』


『子どもを大切に思っていて安心できる。投稿者さんとの子が生まれても大切にしてくれると思うな』


一部のママたちからは、投稿者さんの旦那さんから子どもへの愛や父親としての資質を感じるとのコメントが寄せられました。たしかに離婚をしたからと、わが子との縁もすっぱり切る人物ではなく、父親として好ましい面を持っていることがうかがえます。わが子を愛しく思えるから、血の繋がらない子にも優しくできるという見方もできますね。そんな風に捉えればこの先ともに育児をしていくうえでも、今回の状況は「父親として頼もしい」ともいえそうです。もうすぐ新しい命が生まれるのであれば尚のこと、投稿者さんがポジティブな方向に目を向けた先に、より幸せな結婚生活があるのかもしれませんね。

文・みちはら宵子 編集・きなこ イラスト・なかやまねこ