ついに発売の「GT-R 最新モデル」 「歴代GT-Rっぽさ」を演出?

 日産は2023年4月下旬に、新型「GT-R(2024年モデル・以下GT-R 2024モデル)」の一部グレードを発売します。
 
 今回発表された2024モデルは、東京オートサロン2023で初披露された最新のGT-Rですが、披露時に公式サイトで公開された写真が歴代「スカイラインGT-R」のカタログ写真と類似していると話題になりました。

歴代「GT-Rらしさ」演出?

 GT-R(R35型)は2007年10月に登場した「究極のドライビングプレジャーを追求する」をコンセプトとするプレミアムスーパースポーツカーです。

【画像】再現度がスゴい! ファンも歓喜!? 歴代「GT-Rっぽい」公式写真を画像で見る(68枚)

 日産から展開されてきたスポーツセダン・クーペの「スカイライン」最高峰モデルGT-Rの血統を受け継ぎ、日本を代表するスポーツカーのうちの1台となっています。

 今回発売されるGT-R 2024モデルは新たなフロントフェイスを採用されたことが特徴です。

 エクステリアはグリル中央部がボディと同色化され、形状もシャープなものとなったほか、フロントグリルのブラックアウト化やハニカム形状のLEDライトを装備。

 また、最高出力・トルクは維持しながらも年々厳格化される車外騒音規制に対応するため、新構造のマフラーを採用しました。

「GT-R Premium edition T-spec」では、専用の内装色やサスペンションセッティング、専用カーボンセラミックブレーキなどを特別装備し、しなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさを両立。

 日産車のモータースポーツ向け部品の設計や製造を手掛ける「NISMO」ブランドがチューニングした「GT-R NISMO」モデルも引き続き設定し、GT-R史上最高のパフォーマンスを発揮すると言います。

 そんなGT-R 2024モデルですが、東京オートサロンでの初披露と同時に日産が公開した公式写真について、当初SNSでは歴代スカイラインGT-Rのカタログの雰囲気と類似していると一部のGT-Rファンが話題にしていました。

 たとえば、背景にスモーク演出がなされ、ライト点灯状態でGT-R 2024モデルが斜めに配置された写真では、1999年登場のBNR34型 スカイラインGT-Rのものとかなり近いイメージです。

 別の写真を見ても同様に「オマージュ」とも捉えられるものがあり、ブルーの背景色にGT-R 2024モデルが配置された写真は、1995年登場のBCNR33型 スカイラインGT-Rのカタログ写真とほぼ同じと言っても過言ではありません。

 そのほか、BNR32型のカタログ写真と類似するものも公開されています。

 これらの写真について、「新型35GT-Rの写真、完全にR33のカタログ写真オマージュじゃん」「公開されて見た瞬間、いや、R32のやつだってなった」とすぐに類似性見出したユーザーも多くいたようです。

 また、「メーカーってこういうの得意だよな、好き」「これだから日産が大好きなんだよ」「オタクが考えた宣材写真じゃん」「神すぎる!これだけの熱量を持った人々が居るから15年経過してもGT-Rはカタログ落ちしないんだろうな」など、GT-Rがいまだ第一級の国産スポーツカーとして立ち続けていることや、その歴史を感じさせる写真を肯定する声も見られます。

 しかし、「R35 2024モデルのカタログオマージュ、歴代GT-Rを越えていないように思えて正直イタい」と、旧モデルであるスカイラインGT-Rを意識しすぎたことについて懐疑的な意見もありました。

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 新型GT-R 2024モデルの価格(消費税込)は1375万円から2138万700円、NISMOモデルは2865万600円から2915万円に設定されています。