アニメーション映画『アナと雪の女王』シリーズのオラフ役や実写版『美女と野獣』のル・フウ役で知られるジョシュ・ギャッドが、実写版『リトル・マーメイド』で主演を務めるハリー・ベイリーを徹底サポートした。

 先日、ディズニー実写版『リトル・マーメイド』の本予告編(海外版)が公開されたが、人魚のアリエルを黒人のハリーが演じていることについて、人種差別的なコメントも飛び交う事態に。ジョシュは同じくディズニーファミリーのハリーをサポートすべく、「人生における主な関心事が“架空の歌う人魚の肌の色”だなんて、哀れすぎるでしょ」とアンチに対して辛らつにツイートしている。

 メガホンを取ったロブ・マーシャル監督(『メリー・ポピンズ リターンズ』『シカゴ』)はアリエル役のキャスト発表時、「ハリーは精神、ハート、若さ、純真さ、重要性、そして見事な歌声という、このアイコニックな役柄を演じるのに必要な全てを兼ね備えていました」と説明。これに対し、そもそも実写版の目的は黒人女優をキャスティングすることだったのではという声も上がったが、マーシャル監督は「わたしたちはただ、この役に最もふさわしい俳優を探しただけです。以上。わたしたちはあらゆる民族の俳優たちを見ました」と Entertainment Weekly ときっぱり語っている。実写版『リトル・マーメイド』は6月9日に日本公開。(朝倉健人)