Jリーグは7日、いわてグルージャ盛岡に対してけん責処分を科したと発表した。

 対象となったのは昨年10月29日に発生したDFタビナス・ポール・ビスマルクの道路交通法違反(酒気帯び運転)による検挙事案と、同事案でMF加々美登生がビスマルクの飲酒を認識しながら抑止せずに同乗したこと。クラブは同31日に本件を報告し、併せてビスマルクの契約解除と加々美の減俸及びチーム活動参加の無期限出場禁止等処分を発表していた。

 Jリーグは「重大性を鑑みて、ビスマルク選手との選手契約を解除するとともに、加々美選手へは減俸やチーム活動参加の無期限出場禁止等の厳罰を科している」とクラブの対応を認めつつ、「社会全体で問題視されている本件行為を起こさせたクラブの管理監督責任は重大であり、またクラブのみならずJリーグの社会的信用を毀損する」事案と判断。再発防止を徹底すべくけん責を科すと結論づけている。

 今回の処分を受け、岩手はクラブ公式サイトを通じて以下のように声明を発表している。

「いわてグルージャ盛岡を日頃より応援してくださっている皆様やパートナー企業の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。事態を厳粛に受けとめ、所属選手、スタッフの服務規律及びコンプライアンス厳守に関する意識を改めて徹底し、再発防止に取り組んでまいります」