今は芸能人のちょっとした発言や振る舞いが、ネットで炎上してしまう時代だ。だが、かつては視聴者が意見を発信する手段が少なく、特にラジオ番組はテレビに比べて目立ちにくいため、今なら大炎上となりかねないハプニングが多く存在した。

 昨年後半に芸能界を騒がせたのが、元AKB48の篠田麻里子の不倫騒動だろう。『女性セブン』(小学館)が別居をスクープし、さらに夫で実業家の高橋勇太氏が録音したと見られる篠田との話し合いの音声も一部がネット上で流出した。

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 ネット上では篠田の身勝手さを批判する声が多く聞かれるが、芸能界には擁護の声もある。おぎやはぎは12月29日深夜放送のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ系)で、篠田をフォローする側に回った。小木博明は「(篠田が不倫を)してないって言うんだもん。絶対してないよ。篠田がするようなタマじゃない。LINEだって、今の時代、作れるんでしょ?いくらでも」などとコメント。おぎやはぎと篠田は共演歴があり、彼女の人となりを知っているがゆえの発言のようだ。

 また、おぎやはぎは2019年の篠田の結婚時も同番組で毒舌を炸裂させている。ここでも小木は夫の職業を指し、「美容師の時点でもうダメだから絶対に。誠実な人なんていません。見たことない」とコメント。さらに、「(美容師は)口説くのもうまいんだよ、簡単に落ちちゃったんだな」などと話していた。これに矢作兼は、一連の発言はもし篠田の耳に入った時に「意地でも離婚しない」と思って欲しいと願ってのもののようだ。

 この時の発言は、おぎやはぎと篠田の関係性を踏まえての冗談混じりのものだった。実際に夫婦関係のトラブルが明らかになった今から見ると、示唆的なものだと言えるかもしれない。