■「次はもっと大きな夢を皆さんと見ていくことが僕の今いちばんの大きな夢です」(菊池風磨)

Sexy Zoneが、デビュー12年目にして初のドームツアー『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト』の初日公演を12月16日に東京・東京ドームにて開催した。
今年6月から8月にかけて7都市30公演を回った『セクシーゾーン ライブツアー2022 ザ・アリーナ』の集大成ともいえる内容で、6月発売のアルバム『ザ・ハイライト』の収録曲はもちろん、デビューから11年あまりの軌跡を感じることのできる圧巻のステージを繰り広げた。

最上階まで5万5,000人のファンが埋め尽くし、開演前からただならぬ熱気で充満する会場。ステージから登場した4人は、悲願の景色を目の当たりに瞬間、様々な表情を見せた。

佐藤勝利は「Sexy Zone、ドームに辿り着いたぞー! 新章、幕開けです!!」と堂々と叫び、中島健人はいつも以上に精悍かつ気合い十分。菊池風磨はうれしさを隠し切れない柔らかい笑みを浮かべ、松島聡はいきなり溢れる涙をこらえ切れず。自分たちの原点である「Sexy Zone」をを全力で披露し、オープニングから客席の心をわし掴みにした。

続く「RUN」では正面から後方ステージに伸びる一直線の花道を全員でダッシュし、次に地上18メートルまで上がる“進化式スーパークレーン”でファンにできる限り接近して「LET’MUSIC」を届けた。

松島は「僕たちの夢が叶ったよ!」、中島は「最高の愛を俺たちにくれよ!」、菊池は「みんな見てるか! 俺たちがドームに立ったぞー!」とハイテンションな煽りでも湧かせた。

続いては、シングル発売時の衣装で披露する初期楽曲の「シングルメドレー」。ピンクのジャケットが印象的な「Lady ダイヤモンド」をはじめ、懐かしいい曲が続いた。「ザ・アリーナハイライトコーナー」では、80’s、90’sを意識したアルバム『ザ・ハイライト』の楽曲を大人っぽい演出で魅せ、「シングルメドレー」とのギャップでも魅了する。

ステージには10周年ツアーで使用した大きな存在感をみせるSexy Zoneの文字の「S」と「Z」のセット、バラをモチーフにしたきらびやかなミラーボールもステージを華やかに飾る。さらに、前回のアリーナツアーと同様に、MC中はモニター上に次曲までの残り時間が表示されるシステム、曲タイトルが表示されるフラップ式パネル“セクシーフラップ”やジュークボックス、アーケードゲーム、バーのセットなど『~ザ・アリーナ』を踏襲したセットもドームのあちこちに確認できた。

「ドームに来ちゃったよー!」と菊池が口火を切ると、中島が「ドーム、今日もセクシー? 今日もゾーン?」と訊ね、反応するファンとのやり取りを楽しむ。登場時の泣き顔をツッコまれた松島は「だって、この景色だよ!?」と弾ける笑顔を見せ、佐藤は「ドームはずっと夢だったじゃない? それが叶った今も、ちょっと夢のなかみたい」と素直な感想を口にした。

また、初ドームで歓声が聞こえるという喜びを分かち合ったり、松島が楽屋でギリギリまで染めていたというあらたな髪色のトークなどでも大いに盛り上がった。

後半戦は「RIGHT NEXT YOU」や「Freak your body」などアグレッシブなナンバーで畳み掛け、バックにつくIMPACTors(ジャニーズJr.)とともにダンスで魅了し会場を沸かせた。