カタールW杯、日本はクロアチアに敗れる

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は5日(日本時間6日)、決勝トーナメント1回戦で日本がクロアチアにPK戦の末に敗れた。初のベスト8はならなかったが、ドイツ、スペインと強豪を倒してファンに感動を与えた日本。主将のDF吉田麻也は、大会中に生まれた“奇跡の1枚”をスマホの待ち受け画面に設定していることを、試合前に日本サッカー協会が公開していた動画内で明かしていた。

 惜しくも敗れたクロアチア戦前、日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル「JFATV」が公開した舞台裏動画で、吉田がMF堂安律に見せていたのはスマートフォンの待ち受け画面。表示されていたのは、MF三笘薫がスペイン戦で決勝点を演出した瞬間の左足の画像だった。

 1-1で迎えた後半6分。三笘は敵陣ゴールラインギリギリのところで残し、中に送って田中碧の決勝ゴールを生んだ。VAR判定となったが判定は変わらず。試合後、ミリ単位で残っていたことが明らかとなり、世界のサッカーファンから注目を浴びた。吉田はラインぎりぎりでボールが残っている1枚を見せ「これで福が来ます」と語り、堂安も「来そう〜」と同調していた。

 惜しくもクロアチアに敗れた日本。長年、日本の守備を支えている経験豊富な吉田も、試合後には涙を見せていた。

(THE ANSWER編集部)