チョ・ギュソンに「発言を巡り世論に賛否が起きた」

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)の韓国代表FWチョ・ギュソンが決勝トーナメント(T)進出を決めたグループリーグ(GL)最終戦ポルトガル戦の試合後、日本の16強進出を巡る発言が国内で賛否を呼んでいるという。韓国メディア「edaily」が伝えた。

 2日に行われたポルトガル戦、後半アディショナルタイムの決勝弾で2-1とし、劇的な勝利で決勝T進出を決めた韓国。記事によると、前日には日本もGL突破を決めており、韓国メディアから「我々も(日本が)上手だとも思ったが、憎い気もする。(日本の16強入りが)影響を及ぼしたのではないか」との質問がチョに対して投げかけられたという。

 これに対し、チョは「日本は(16強に)進んだから私たちもというより、日本の16強入りが正直憎らしくもあった」「私たちは(16強入りを)しなければならないと思った」と語ったと記述。記事はこれを「問題の発言」と表現し、サッカー関連のネット上で「発言を巡り世論に賛否が起きた」と伝えた。

 記事によると、韓国ファンの間では「W杯に出場している国家代表選手として言動に気をつけなければならないのではないか」と代表選手としての品格を求める批判の一方で、「取材陣の質問に合わせて答えただけ」と質問がチョの答えを誘導するものだったという擁護もあったという。

 チョは今大会、ガーナ戦で2ゴールを挙げるなど活躍。189センチの長身と端正な顔立ちもあって、インスタグラムのフォロワーが数万人から一気に224万人まで急増するなど、日本でも話題を呼んでいる選手の一人だった。

(THE ANSWER編集部)