続いて「今回は、他の誰かの固有の周波数、その方々が持っている話や情緒が加わってほしいと思った曲が多かったので、さまざまなミュージシャンたちとコラボした。制作しながら自分もすごく勉強になった。新しい経験とレッスンになった」とつけ加えた。

RMは、1番トラック「Yun」に対して「僕がすごく尊敬している画家、故ユン・ヒョングン先生のナレーション、やはりレジェンドであるアメリカのエリカ・バドゥさんが加わった楽曲だ。僕がユン画伯の作品やメッセージを通じて悟ったことや、今考えていることを淡々と綴った曲だ。アルバムのカバーにはユン・ヒョングン先生の絵が描かれている。だから1番トラックを『Yun』で始めようと思った」と説明した。

続いて2番トラック「Still Life」については「Still Lifeはもともと静物という意味だが、英語が母国語ではない僕の立場で、『Still Life』を『相変わらず生きている』という二重の意味で解釈して描いた楽曲だ。額縁の中で剥製になった、描かれた静物であっても、相変わらず生きていて、動いていて、キャンバスの枠にとらわれずに、これからもずっと進んで生きていく話をしたいと思った。エネルギーがある曲なので、ファンキーなボーカルが加わえられたらいいなと思った。それで僕が1番好きなアンダーソン・パークさんと共同作業した」と話した。

RMは3番トラック「All Day」を通じて歌手という夢を見るようにしたEPIK HIGHのTABLOとコラボした。彼は「2番トラックの後、上昇曲線に乗るけれど、今のアルゴリズムの中で生きている世界、それぞれの好みとオリジナリティを探していく物語だ。易しくて聴きやすく、楽しく聴くことができる楽曲だけど、歌詞に盛り込まれた意味を見てくれたら嬉しい。それを一緒に書いていってくれる人にいてほしいと思ったし、それにいおてはTABLO兄さんが韓国トップだと思って、兄さんにお願いした」と紹介した。

4番トラック「物忘れ」を通じては、キム・サウォルとコラボした。RMは「完全にフォークだ。アコースティックギター、口笛、音楽作業室にある机を叩いたり、ジーンズをこすったり、音楽作業室にあるおもちゃを叩いたりするなど、すべてアンプラグドサウンドでレコーディングした」と話した。また「僕がこのアルバムの中で最初に制作した楽曲だ。穏やかで寂しくて、淡々としたものが全部入っている。キム・サウォルさんの2ndアルバムが大好きだが、一緒に音楽制作をしたいと思った。フィーチャリングとして一緒に楽曲を豊かにしてくれた」と話した。

既にミックステープで息を合わせたHONNEとは、5番トラックの「Closer(with Paul Blanco、Mahalia)」でコラボした。RMは「気楽に聴いてほしい」とし、「おそらくこのような経験を、皆さんが持っているのではないだろうかと思った。携帯電話越しの思いや感情を再び蘇らせてみたら面白いと思う」と明らかにした。

RMは6番トラック「Change pt.2」について、「僕が永遠だと信じていたことが変わっていくのを、例外的な形で表現した。僕の友達であるMotのeAeon兄さんと一緒に手掛けた」と話した。

そして「7番トラック『Lonely』は、一番聴きやすいポップだと思う。ホテルで制作した。誰もが人生で一度は感じるような、絵や旅行を通じて感じる“ノーバディ”になってみる経験、普遍的な情緒を気楽に表現した楽曲だ」と紹介した。

8番トラック「Hectic(with Colde)」 は、シティポップジャンルの楽曲だ。RMは「男性歌手が歌うシティポップは多くないと思う。女性ボーカルが歌うことが多い。男性がシティポップスをやったらどうだろうかと思い、長い付き合いの親友Coldeと制作した。アーバンな、すごく都会的な感性を持つ友達であり、楽曲がより豊かになったと思う」と話した。