カタールW杯・E組

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は1日午後10時(日本時間2日午前4時)にE組日本のグループステージ最終戦スペイン戦が行われる。ここまでの感動や各方面からさまざまなエールが送られる中、米国人作家は日本の「心地良い衝撃」に着目。ファンの行動を称賛するとともに、代表チームの試合後の光景を「犯罪現場を綺麗にしたようだ」と衝撃の大きさを語っている。

 今大会、ピッチ内外で世界から大きな注目を集めている日本。下馬評で圧倒的不利とされていた初戦のドイツ戦で2-1の逆転勝利を収めた選手たちとともに、試合後、スタンドのゴミ拾いを行う姿は海外メディアから称賛されている。

 リーダーシップに関する書籍を手がける米国人作家ブライアン・ドッズ氏が運営するサイトは「W杯で日本ファンの『心地良い衝撃』から学ぶ7つのリーダーシップ」との見出しで考察。「衝撃」の内容として「日本のファングループは暴動を起こさない。建物を破壊したり、パトカーに火をつけたりはしない。街も荒らさない。なんと日本のファンはゴミ袋を持ってスタジアムを綺麗にしたのだ。衝撃的だ!」と記している。

 さらに代表チームに対しても「日本のファンだけに限った話ではない。選手たちは、ロッカールームを綺麗に掃除していた。これも衝撃的。まるで犯罪現場を綺麗にしたようだ」と清掃されたロッカールームのツイート写真を引用して称賛。これらを受け、日本の「優れた文化」「他人に期待しない(自分のことは自分で)」「細部への注意」「高い人格と行動力」「他者への貢献」「健全なプライド」「才能を必要としない」という7つのリーダーシップを挙げている。

(THE ANSWER編集部)