プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの衝撃的な発言を、現地ファンはどのように受け止めているのか。

 37歳のベテラン戦士が自ら口を開いたインタビュー映像が公開されたのは、現地11月13日の夜遅くだ。英人気司会者のピアーズ・モーガン氏が自身のTwitterで、『TalkTV』の映像をアップロード。約34秒の間、C・ロナウドが「クラブから裏切られたと感じた」「監督をはじめ、僕を追い出したい人たちがいる」「エリク・テン・ハーフ監督を尊敬していない。僕にもリスペクトを感じないから」「クラブは僕が去ってから全く進化していない」など、所属クラブや指揮官への不満を語っている。
【動画】C・ロナウドが自らマンUに「裏切られた」と述べた、衝撃インタビューの一部

 この動画は、奇しくもチームがフルアムに対して劇的な逆転勝利(2−1)を収めた直後に公開され、現地でも驚きをもって受け止められている。特に、ユナイテッドファンは失望を隠せないようだ。英紙『Daily Mail』が伝えている。
 
「このインタビューが公開された後、ファンの非難はロナウド自身に向けられている。あるファンは『早く出て行ったほうがいい。ユナイテッドは彼がいないほうが良いチームだ』と怒りを露わにした。

 別のファンは『彼はサッカー選手としても人としても、自分の遺産を台無しにしている。彼のエゴが全てを台無しにした』とキャリア終盤での行動を惜しみ、『クリスティアーノが去るまで待てない。こんなのプロフェッショナルとは言えない。早く誰か連れてってくれよ、頼むよ』と懇願した。『失望した。ユナイテッドは彼無しで良い状態じゃないか』と嘆く声も見られた」

 ちなみに、「なかには『彼の主張で正しいのは、プールやジャグジー、ジムの施設が進化していないこと。そして、このC・ロナウドに高給を支払っているという“無駄遣い”が多すぎるグレーザー(オーナー)への批判だ』と皮肉る声もあった」という。

 C・ロナウドはポルトガル代表としてカタール・ワールドカップに挑むことが決まっている。果たしてその後、クラブに再び合流するのか、移籍を選択するのか。冬の移籍市場での動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部