格闘技興行「超(スーパー)RIZIN」で朝倉未来選手と対戦したフロイド・メイウェザー・ジュニア選手に花束を贈呈するはずだった「ごぼうの党」奥野卓志代表が、リング上で花束を投げ捨てた問題で、YouTuberでプロレスラーのシバターさんが2022年9月26日公開のYouTube動画で「目くじら立てて怒ることではねーだろ」などと持論を語った。

「不快でしかないというのは大前提」

シバターさんは、25日の試合後に公開した「朝倉未来vsメイウェザー見て感動した」と題した動画でも本件に触れ、「ごぼう、お前が日本の恥を晒したんだ」「マジお前本当にいらなかった」「パフォーマンスとしても意味不明」などと厳しく批判していた。

26日の「ごぼうを許さない」と題した動画でも、パフォーマンスについては「いろんな視点から見てもどん滑りしてるし、不快でしかないというのは大前提としてある」とした上で、スポーツとしては選手陣営以外の人間は公平であるべきとした。

花束を投げ捨てるという行為は「パフォーマンスとして気持ち悪い」「キモいし、美しくないよね」とも語っている。

一方で、奥野氏の一連の行動については「身も蓋もないことを言ってしまうと、でも別によくね? っていう」とした。

かつて贈呈された花束を使って乱闘を繰り広げたヒールレスラー・村上和成さんに触れ、「村上はOKでごぼうはダメなの? っていう話にもなると思うんだよね」と疑問を呈した。

RIZINは「公式のスポーツとかではないじゃん」

シバターさんはRIZINについて、オリンピックなどと比較する形で、「公式のスポーツとかではないじゃん」と指摘。さらに、

「完全にマネー、お金儲けを目的としたショーじゃないですか。格闘技ショー。ここでいうショーっていうのは、見せ物っていうことね。大衆、娯楽、ショーみたいな感じで。やってることはガチンコなんだけども」

として、「格式ばったものでもないし、神聖なものでもないと思う」とした。

「結果まあ盛り上がったらなんでもいいじゃんっていう。なんでもいいでしょ? っていうね。ごぼうは一応、ある程度の枠組みの中で......花束を両選手に渡すっていう枠組みを買ったわけでさ。やりたいことやりゃいいんじゃねえの、っていうね」

「まあやった結果どん滑りして、男としての株を下げたわけなんだけども」とも語っている。

「結局一般大衆に向けたエンタメなんだから。別に、そんなみんな目くじら立てて怒ることではねーだろうって俺は思う。まあ、ただ不快であったことには変わりはない。すごい不快なパフォーマンスだったから、キッショとは思ったけど、まあそれ以上でもそれ以下でもない。ごぼうは不快なだけだから、犯罪をしているわけではないし」