宇宙人ジョーンズを地球に派遣したのは、中島みゆき扮する“宇宙大統領”だった――。そんな衝撃の真実が明かされる、サントリーコーヒー「BOSS」のテレビCM「地球調査シリーズ」最新作(第82弾)「禁じられた惑星」篇が、9月1日より放映を開始する。

とある惑星からやってきた宇宙人ジョーンズが、大物ハリウッド俳優トミー・リー・ジョーンズそっくりの地球人になりすまし、さまざまな職業を転々としながら、未知なる惑星・地球を調査する「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」。最新作では役所広司、杉咲花、神木隆之介らおなじみのメンバーに加え、ジョーンズを地球へ派遣した張本人“宇宙大統領みゆき”役で、歌手・中島みゆきが出演する。

2006年の放送開始以来、5曲もの作品をCM楽曲に起用し、すべての働く人を応援する同シリーズに縁の深い存在の中島だが、名曲「ヘッドライト・テールライト」「ファイト!」とともに、本人が初めてCMに登場。中島自身、本作品が約11年ぶりのCM出演となる。

さらに、宇宙飛行士の野口聡一氏が、ロケットのネジを手掛ける町工場の従業員役で人生初のお芝居に挑戦。ボスの発売30周年の節目にふさわしい、豪華キャストが顔を揃えた。

今回のCMのテーマは、「なぜこの惑星の住人はこれほどまでに働くのか」。自分にとって最大の関心事であるこの答えを探るべく、役所が経営する町工場に事務員として潜り込んだ宇宙大統領みゆき。ところが、ロッカーの奥にこっそり隠し部屋を作って、地球で働く人々の様子をモニタリングしたり、従業員として潜入調査していたジョーンズに身分を明かし、その答えを尋ねたりしても要領を得ない。そこで彼女が取り出したのは「働くの停止スイッチ」なる代物。そのボタンを押した瞬間、地球上の至る所で起こった前代未聞の出来事とは果たして……。

中島の撮影は、お掃除道具を手にロッカーへ入っていくシーンからスタート。さっそく上手に体勢を横にして、カニ歩きのごとくスムーズに入っていったものの、最後の最後で手元のモップが勢い余って、派手な音を立てながらドアに激突。ファーストテイクでの思わぬNGに、中島も「ガッツン、だって(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

また、「働くの停止スイッチ」を持ったまま居眠りしているシーンで、監督から「イビキをかいているお芝居を」というリクエストがあり、「はーい」と快く応じた中島。撮影後のプレイバックで、おそらく初めて目にするであろう鼻や喉を鳴らして寝る自身の姿を、「アハハハ」と笑いながら楽しそうに見つめる場面があった。

回想シーンでは、華やかなアクセサリーと気品ある白のドレスを身にまとい、配下のジョーンズに命令を下す宇宙大統領みゆきを、圧倒的な存在感と独特の口調を駆使して演じていた中島。その一方で、宇宙大統領の仮の姿である事務員のシーンも、作業着にメガネ、エプロン、頭に巻いたスカーフ(シーンごとに色の変化あり)をバッチリ着こなすなど、重厚感と軽やかさを兼ね備えた唯一無二のキャラクターを見事に演じ分けた。その中で現場が最も沸いたのが、再び働けるようになって喜ぶ役所たちを見て、中島が「ファーイト!」とエールを送る場面。チャーミングな言い回しと優しい笑顔がとても印象的で、監督も「素晴らしい!」と文句なしの一発OKを出していた。

宇宙大統領が小さな町工場で起こした気まぐれが、地球全体を巻き込む事態へと発展していく壮大かつダイナミックなSFストーリーが、中島の「ヘッドライト・テールライト」「ファイト!」にのせて描かれている。

☆過去の「宇宙人ジョーンズ」シリーズに起用した中島みゆきの楽曲

「地上の星」2008年8月〜
「ヘッドライト・テールライト」2015年12月〜/2019年2月〜
「時代」2015年8月〜
「糸」2019年4月〜
「ホームにて」2020年2月〜