株式会社U.は、メガネのように掛けて使用するウェアラブルデバイス「nreal light」を装着しAR水中ツアーを体験できるエンターテイメントコンテンツ「ソラ水族館」のリリースを発表した。コンテンツ込みの機材一式レンタルの形式で行い、イベント集客や体験ツアーなどの利用を提案している。
●特殊なサングラスを装着すると、現実の風景に重なって目の前に水族館が広がる
泳いでいる色とりどりの魚、サメやクジラなどの大型の魚、亀やクラゲなどの水中生物が目の前に現れる。
現実世界にバーチャル映像が重なって表示されるAR(拡張現実)技術を使うことで、VR(仮想空間)と異なり、その場の参加者と一緒に鑑賞内容を共有する。
子どもも大人もいっしょになって魚を追いかけることができるバーチャルコンテンツとなっているという。
●観て、探し回って、戯れる水中ツアー
ソラ水族館では、AR(拡張現実)で表示された水族館内を歩き回ることができる。魚へのエサやり体験をはじめ、家族や友人と一緒に魚を追いかけたり、沈んている船を見つけたり、様々な仕掛けがある。
この体験では、サングラス型のウェアラブルデバイスnreal light(Nreal Ltd.が製造、日本ではKDDIが販売)を使用。眼鏡をかけるような心地でAR体験を行うことができる。
●イベント集客や顧客サービス活用を提案
ソラ水族館は、専用デバイス一式(nreal lightとアプリを設定したスマートフォン)をレンタル。クライアント自身で体験会を実施するサービス。最新のXR技術を用いたエンターティメントコンテンツを用いて、イベントの集客や顧客サービスに利用できるとしている。
・特別な準備や専門知識は不要
・専用スマートフォンにMRグラスを接続するだけで起動する簡単操作
・体験時間約15分(グラス装着・案内時間含む)
開催にあたっては、場所や期間、体験人数の想定を聴いた上でデバイスとコンテンツをレンタルする。
詳しくは、株式会社U.まで。
https://yuuu.jp/service/soraaquarium/
※2023年3月までの開催には、割引サービスを実施。
※開催日程、開催時間にあわせて見積り。
●拡がるAR体験コンテンツ
同社はソラ水族館以外の特注コンテンツ制作も賜っている。MiRu placeの「歩くプラネタリウム」も同時に取り扱っている。
https://miruplace.com/apply-for-arglasses-event-use
●導入事例:商店街を水族館に。全長約200mの水族館ツアー
実証実験都市を目指す神戸078の企画としてARが当たり前になった未来の商店街を体験する実証実験に参加。
兵庫県神戸市最大の商店街、三ノ宮センター街の一丁目にてアーケード内に出現する魚を鑑賞しながら、全長200mの水中を歩いていく水中ツアーを2日間限定で開催。
※本事例では特別に商店街全体を3Dスキャンし、アーケードや道幅にあわせ魚が遊泳するよう調整。体験チケットは10日で予約完売した。
●導入事例:大観覧車から見る光の海の景色
神戸で最も有名なランドマーク、ポートタワーをのぞむハーバーランドの観覧車「モザイク大観覧車」にて、観覧から見る現実の景色と、バーチャルの幻想的な風景をマッチングさせた体験を提供。ARソラ水族館のように、魚が泳ぐ景色を観覧車に乗りながら体験。観覧車の動きによる高低差を活かして、海中にいる演出を引き出した。