《ドラマ放送から16年、青い空と美しい海、雄大な自然に囲まれた志木那島を舞台に、Dr.コトー・五島健助の新たな物語を描きます》

【写真】お忍び旅行のため羽田空港を訪れる妻夫木聡と柴咲コウ(08年)

 6月30日、フジテレビ系列で放送された人気医療ドラマ『Dr.コトー診療所』の映画化が正式発表された。公開は12月16日だ。

かき氷を買いに来たキャストも

「'03年に連続ドラマがスタート。主演の吉岡秀隆さんが東京から赴任してきた外科医“Dr.コトー”を演じました。設備が乏しい孤島での医療と、島民との温かい交流を描いたドラマは大ヒット。'04年に単発のスペシャルドラマが2本、'06年には第2シリーズも制作され、シリーズの最高視聴率は25・9%を記録しました」(テレビ誌ライター)

 第1シリーズから、日本の最西端に位置する与那国島で撮影が行われている。

「映画版の撮影は、6月の1か月間を使って行っていました。スタッフも前回とほとんど同じ人たちだったので、懐かしくて話が弾みましたよ。実に16年ぶりの再会ですからね。キャストもおなじみの方たちで安心しました」(島に住む男性)

 梅雨のタイミングと重なってしまったこともあり、天候の悪化が心配されたが、杞憂に終わったようだ。

「今年は梅雨明けが早かったから、晴れる日も多かった。毎日暑かったこともあって、休憩時間にかき氷を買いに来ていたキャストもいたね。島民のエキストラたちと和気あいあいとしながら撮影が進んでいって、とてもいい雰囲気だったよ」(同・島に住む男性)

柴咲コウがいない!?

 島内は歓迎ムードに包まれていたようだが、住民たちをザワザワさせるこんな出来事も。

「柴咲コウさんの姿がどこにも見当たらなかったんですよ。吉岡さんをはじめ、泉谷しげるさんや時任三郎さんたちは見かけたのですが……」(エキストラに参加した女性)

 柴咲が演じていたのは、星野彩佳という島出身の看護師。吉岡の相棒ともいえる、重要な役どころだ。

「気が強く、コトー先生にも遠慮なく意見を言うキャラクターでした。前作では彼女の乳がんの手術が成功したところで終わっていたので、てっきり島に戻ってきていると思ってたんだけど……」(同・エキストラに参加した女性)

“準主役”ともいうべき柴咲が出演しなかったら、映画の満足度にも影響してきそうだが……。柴咲の出演について、製作を担当するフジテレビに問い合わせたが、

「映画製作の詳細については、お答えしておりません」

 と、何ともいえない反応。もしや、本当に彼女の出番はないのだろうか。

「そんなことはありません。彼女はちゃんと出演していますよ。最近は女優としての活動以外にも、歌手活動やアパレルブランドの運営など、とにかく多忙なので、十分なスケジュールが取れなかったのです。与那国島のロケにも短期間ではあったものの、参加していたと聞いています」(芸能プロ関係者)

 これで今回も名コンビの活躍が見られそうだ。