[画像] 「賞金ゲット!」三ヶ島かな、コロナ明け初戦は5位 連続ボギーで失速も一時首位

<アクサレディス 最終日◇27日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>
今季初賞金をゲットした三ヶ島かなの表情は明るかった。2週前の「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント」開催前に新型コロナウイルス陽性が発覚し、大会を欠場していた三ヶ島。復帰明けは一時首位タイに立つ活躍で宮崎のファンを沸かせた。
前半を3バーディ・1ボギーとし2つ伸ばすと、後半に入って5ホールで3つ伸ばし、首位戦線に浮上。ところが15、16番で連続ボギーを喫し、昨季最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」以来の2勝目は逃した。
「大失速(笑)」としながらも、表情は明るい。「トップ10には入れて、まあまあかなと思います」と、復帰戦で早々に結果を残し、表情には満足感がにじんだ。15番では「がっついて、入れにいってしまった」とアプローチをミスしパーセーブならず。16番でもアプローチが寄らずにボギー。それでも2022年初賞金、初メルセデス・ポイント獲得はうれしい。
新型コロナ陽性からしっかりと療養はしたものの、体力の低下を感じる一戦となった。そんななか戦い抜き、存在感を見せた。ここから5月末までは、連戦の予定。「いつも春先が悪いので」という過去から脱却する上位フィニッシュには、自己評価も高い。
昨年は調子が悪い時期に「自分へのご褒美を買うために」と奮起し最終戦で優勝。その賞金で「高級腕時計を買った」。今年は、すでに来年の納車ではあるが新車を予約し、「稼がないと(笑)」とモチベーションを高く保っている。早々に2勝目を。三ヶ島の挑戦はまだまだ続く。(文・高桑均)
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