9日、尾田栄一郎の人気漫画を実写ドラマ化する、Netflixオリジナルシリーズ「ONE PIECE」の新キャストが発表され、“麦わらの一味”の物語を彩るキャラクターとして、コビー、アルビダ、ヘルメッポ、バギー、アーロン、ガープらの登場が明らかになった。

 「ONE PIECE」は、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが残したとされる「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をもとめて、モンキー・D・ルフィ率いる海賊団・麦わらの一味が大冒険を繰り広げる海洋ロマン。実写版の麦わらの一味役には、ロロノア・ゾロ役の新田真剣佑をはじめ、主人公ルフィ役のイニャキ・ゴドイ、ナミ役のエミリー・ラッド、ウソップ役のジェイコブ・ロメロ・ギブソン、サンジ役のタズ・スカイラーら気鋭の若手俳優が集結する。

 そして今回、原作の人気キャラクターを演じる追加キャストが発表。正義感を胸に海軍将校を目指すコビー役をモーガン・デイヴィス、そのコビーをこき使いルフィと対峙(たいじ)するアルビダ役をイリア・イソレリス・パウリーノ、原作では海軍大佐・斧手のモーガンの息子であるヘルメッポをエイダン・スコットが演じる。

 さらに、“道化”の異名を持つバギー海賊団船長・バギー役はドラマ「エージェント・オブ・シールド」などに出演するジェフ・ウォード、魚人で編成された海賊団の船長アーロン役をドラマ「オザークへようこそ」などに出演するマッキンリー・ベルチャー、そして伝説の海兵・ガープ役を『300 <スリーハンドレッド>』『スノーホワイト』などに出演するベテラン、ヴィンセント・リーガンが務める。いずれも、原作者の尾田が選び抜いたキャストだという。

 ドラマは米 Tomorrow Studios との共同制作となり、先月には米Netflixが正式に撮影がスタートしたと発表。脚本・製作総指揮のスティーヴン・マエダとマット・オーウェンズと共に、尾田も製作総指揮に名を連ねる。全10話構成で、第1話の仮エピソード名は、原作第1巻・第1話のタイトルと同じ「ROMANCE DAWN」であることが発表されている。(編集部・入倉功一)