お茶といえば日々の食事に、そしてリラックスタイムに欠かせないもの。

そんな中、今年、とてもよく売れたお茶を皆さんご存じですか? コカ・コーラ社の「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」は、発売から半年で累計出荷本数2億本を突破しました。これは同社としても異例のヒットなのだそう。

実際に飲んでみれば、確かにやかんで煮出したような香りの良さと味わいが印象的。製法にはかなり研究を重ねられたと聞きます。おいしさのポイント、そしてヒット要因は何なのか? 今回ご担当の方に直接聞いてきました!



取材・文=白央篤司
フードライター。「暮らしと食」をテーマに執筆。主な著書に『にっぽんのおにぎり』『ジャパめし。』『自炊力』などがある。雑誌、WEBで連載多数。


シンプルな麦茶のおいしさを表現、ひと手間かけた味わいにホッとする

ここ10年ほど麦茶市場は右肩上がり。夏の酷暑化が進む中、「飲みやすく、水分補給にいい飲料」としてのニーズが全国的に高まっていました。「やかんの麦茶」は、日本コカ・コーラが、麦茶ブランドに初めて“本格的”に取り組んだ製品で、開発プロジェクトが立ち上がったのは2018年のこと。そもそもの製品コンセプトとは、どんなものだったのでしょうか。

「麦茶といえば、日本人が最初に飲むお茶かもしれません。小さい頃からみなさん、とてもなじみのあるものですよね。だからこそ余計なものを入れず、大麦だけの単一原料にこだわりました。シンプルなおいしさを追求しよう、と」


日本コカ・コーラ株式会社 竹井仁美さん(止渇系無糖茶・機能性茶・紅茶事業部 マネジャー)


そう説明してくれたのは、「やかんの麦茶」の開発に携わった日本コカ・コーラの竹井仁美さん。

「麦茶のおいしさって、飲んだときにフッとひと息つけるというか、『自分をフラットな状態に戻してくれるようなもの』だと思うんです。そういった思いを『やかんで煮出したような』というイメージに込めました。誰かが目の前でお茶をいれてくれたような、ひと手間かけて煮出してくれたような…」



確かに、「やかんの麦茶」をひと口飲むと、まずスッキリとした甘みが感じられます。それがスーッときれいに消えて、次にやってくるのが香ばしさ。甘さに体がホッとして、鼻に抜ける香ばしさが気持ちいい。いかにも麦茶らしい清涼感の表現に、私も体験して感じ入ったんです。その秘密は「焙煎法」にあったと今回、知ることができました。

焙煎法にこだわりあり!2つの製法が生み出す味の深み

「本製品は『砂焙煎』と『熱風焙煎』という、2つの方法で大麦を焙煎しています。砂焙煎というのは読んで字のごとく、熱した砂の中に大麦を入れて、遠赤外線で焙煎するもの。これにより独特の香ばしさが表現されます。一方、熱風で焙煎した場合は、大麦の甘みが強調されるんです」(竹井さん)

2つの焙煎法によって表現される香ばしさと甘み。双方のバランスと配分を考えるのが、「やかんの麦茶」の味わいを決める上での大きな「山」だったとか。もちろん、大麦自体の選定や焙煎後の抽出温度、抽出する時間も重要なポイント。それぞれのベストを探り出し、味わいを決定するまでには約3年もの月日を要したそうです。



香ばしさも強くなりすぎると飲みづらくなり、ちょっとでも薄いと「やかんで煮出した」感じがぼやけてしまう。そのギリギリの線を探り出す――言うは易しですが、大変だったろうなあ……。ちなみに3年という歳月、コカ・コーラ社としても1製品にかける時間としては長いほうとのこと。苦心の末のヒット作なんですね。

“浅葱色”が印象的なパッケージは“手づくり感”のある丁寧なイメージ



ちなみに青いカラーのパッケージも印象的。のれんがデザインされていますが、このイメージにはどんな思いを込めているのでしょうか?

「のれんには老舗であるとか、職人の手づくりといった丁寧なイメージを込めています。色は日本の伝統色である『浅葱色(あさぎいろ)』で、麻の手ぬぐいの質感を組み合わせました。やかんのイラストも昔ながらの、アルマイト製の懐かしい感じが伝わるようにしています。デザインやイラスト自体もそうですが、配置や文字の感じなども含めて、これまた何パターンも候補をあげてはどうするか、決定に至るまで考え抜きました」(竹井さん)



なるほど。ちなみにのれんの左下、よく見ると「from 一(はじめ)」と記されています。これは、

・炒った麦を湯で煮出して飲む風習が麦茶の起源(はじめ)であること
・一から丁寧に作ることのこだわり
・ひと息つくときに飲んでほしい

といった思いをかけてのこと、なのだそう。

一本気に、一途に良いものを生み出すとか、ひと手間を惜しまず……なんて思いもそこに含まれそうですね。「やかんの麦茶」の大切にしているもの、見えてきました。

一年を通して麦茶を楽しむ人が増加中!冬場も活躍する「やかんの麦茶」

最後に竹井さんは意外な飲み方をおすすめしてくれました。

「麦茶は夏のものという方もいらっしゃるでしょうが、ここ10年ぐらいで“一年を通じて楽しむ”という方も増えているんです。『やかんの麦茶』は冷たいのはもちろん、温めて飲んでいただいてもおいしいですよ。ぜひお試しください!」

実際に温めてみました。



ああ、香ばしさが際立っていいものですね……。大麦の甘みってひと口目は強く感じますが、すぐにスッと消えて口の中に残らない。そのさっぱりとした感じがいい。単体で飲むことが多いかもですが、和・洋・中とシーンを選ばず食事にも合わせやすいお茶であること、今回再確認しました。

そうそう、意外かもですが、温めた「やかんの麦茶」でお茶漬けにするのもおいしいんですよ。塩ジャケやちりめん山椒、刻んだ野沢菜やザーサイなんてよーく合うんです。よかったらお試しあれ。

冬場って、重ね着や暖房によって結構汗をかきやすいもの。小まめな水分補給を心掛けるの、大事なんですよね。カフェインレスで飲みやすい麦茶、通年のニーズがあるのも分かります。この「やかんの麦茶」、今回はTwitterプレゼントもあるとのこと。そちらもあわせて、チェックしてみてください!

「やかんの麦茶」詳細はこちら



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