新型エリシオン初お披露目! 高級ミニバンが中国でアツい!

 2021年12月中旬に東風ホンダは、新型「エリシオン」の画像を公開しました。
 
 先行して広汽ホンダは兄弟車となる新型「オデッセイ」を公開していますが、それぞれでどのような違いがあるのでしょうか。

ヘキサゴングリルが迫力満点! ホンダ高級ミニバン新型「エリシオン」を中国で初公開!

 エリシオンは、2004年から2013年まで日本市場で販売されていたホンダの最上級ミニバンです。

【画像】ホンダ高級ミニバン! 新型「エリシオン」初公開! ヘキサゴングリルが激アツ!(28枚)

 一方のオデッセイは2021年現在、日本市場においてホンダの最上級ミニバンとしてラインナップされていますが、同年12月を持って生産終了となります。

 そうしたなかで、中国ではエリシオンとオデッセイが継続して販売されており、広汽ホンダが販売するオデッセイの基本構造を用いてデザインを変更し、東風ホンダがエリシオンを販売していました。

 2021年11月には新型オデッセイが発表されており、新型エリシオンに関しても発表が待たれているなかで、今回東風ホンダの公式SNS(Weibo)にてデザインを初公開。

 ベースとなる新型オデッセイは、基本的に2020年11月に日本でマイナーチェンジされた際のデザインを採用しています。

 新型オデッセイは、スクエア感が増したフロントエッジと上下に分かれた水平基調のグリル、フロントリップに左右端まで繋がるメッキ加飾などを採用することにより、マイナーチェンジ前よりも迫力のあるデザインになりました。

 インテリアは、ブラックの本革シート、ブラックのファブリックシート、ベージュの本革シートが用意されています。
 
 一方で、公開された新型エリシオンのエクステリアは、フロント中央に大型のヘキサゴングリルを採用。

 新型オデッセイと異なるのはフロントリップ部分のメッキ加飾がクランクのような角度が付けられている部分です。

 ホイールでは、新型オデッセイはスポーティな印象があるものの、新型エリシオンでは大径感が増すようなデザインとなっています。

 また、インパネは日本のオデッセイではシフトレバー式ですが、新型エリシオンではボタン式を採用。さらに、シートは、高級ミニバンといわれるライバル達よりもホールド感のある上質な素材かつデザインが採用されているようです。

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 日本の高級ミニバン市場では、トヨタ「アルファード」の一強が続いていますが、中国では日本メーカー以外にもさまざまなメーカーが高級ミニバン市場に参画しています。

 そうしたなかで、アルファードや「クラウンヴェルファイア」、レクサス「LM」といった高級ミニバンにホンダの新型オデッセイ&新型エリシオンがどのような形で立ち向かうのか、注目されます。