中国のポータルサイト・百度に25日、日本人の日常生活で見られる、日本人らしくてしかも参考にすべき習慣について紹介する記事が掲載された。
 
 記事は、まず日本の職場での習慣について紹介。日本人は仕事に熱心であり、チームプレーを重んじて各個人がチームの中で自らの力を発揮し、チームの足を引っ張らないように努力するとした。また、チーム内の誰かが困難に直面したときには、同僚が進んで手助けが必要かどうかを尋ねると伝えた。
 
 また、休暇を取得する際にはできる限り自分の仕事を完了させ、チームの仕事全体に影響が出ないように努め、休暇から戻ってきた際には同僚に対して休暇中のフォローに感謝の言葉をかけるとともに、旅行先で購入したお菓子などを配るほか、休暇中に溜まった自分の仕事を速やかに片付けようとするとした。
 
 次に、引っ越しをした時の習慣について言及。日本人は引っ越しが済んだら自ら進んで新しい隣近所の住民にちょっとした贈り物を持参してあいさつと自己紹介を行うことで、相手に自分の顔を知ってもらうとした。これは日本社会における礼儀の一つであり、贈り物はお花やタオルなど決して高価なものではなく、積極的に近所の家にあいさつ回りをすることで、近所とうまくやっていきたいという意思を示すことが重んじられており、あいさつを受けた側も通常は快くプレゼントを受け取り、歓迎の気持ちを示すと伝えている。
 
 さらに、スーパーマーケットでも日本人らしい行動を見かけることができるとし、陳列されている商品をむやみやたらに手に取るのではなく、よく見てから手に取って買い物かごに入れると紹介。そしてよくよく考えてやっぱりいらないとなると、商品を丁寧に元の位置に戻すと伝えた。また、果物な肉などの生鮮食料品を手に取る際には商品を傷つけないように注意深く触るとし、「中国国内のスーパーでよく見られる、果物や野菜を何度もひっくり返したり、爪で押したり跡をつけたりといった行為は非常に稀なのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)