8月3日に行なわれた東京五輪の男子サッカー準決勝で、日本はスペインと戦い、0-1で敗れた。
スペインとスコアレスで延長戦に突入し、耐えていた日本だが、115分に途中交代で出場したマルコ・アセンシオに決められた1点に沈んだ。結果、3位決定戦に回ることになる。
この試合を見守っていたのが、女子ワールドカップ・ドイツ大会の優勝メンバーで、なでしこジャパンのOBである
丸山桂里奈だ。試合開始前から「サッカー間に合った」という投稿にはじまり、「久保選手はやはりスペインの選手と同じくまずボールとめるがうまい」「遠藤つよ」「吉田選手すごい!」(原文ママ、以下同)といった実況ツイートを連投していた。
このうち、特に注目を集めたのが、林大地がオフサイドになった場面での反応だ。あるサポーターが「林がさっきからオフサイドラインを全く見ていない丸山桂里奈状態」とツイートすると、「あたしはオフサイドにかかったことはほぼないの!」と反論。ほかのサポーターに対しても同様の反応をみせ、投稿者を驚かせた。
さらに、「林選手がオフサイドになってますが、私は正直オフサイドを知らなかったけど、かかりもしないんです。なぜならば裏で受けずに、足元で受けてドリブルしていくので」と説明。このツイートは5000超の「いいね」を集めた。
また、延長戦直前には「森保さんて、やっぱり選手を信頼してるんだなー 久保や堂安を代えるて勇気あるけど、気持ちいいよね!すごいいいちーむなんだろうな。サブが試合を決めてー」と投稿。
惜しくも負けた後には、「チャンスを決めるて大切だな、やはり。粘ってもゴールとれなきゃ負けるし、失点してもゴール取れたら勝つし。でも、見ていてすっごい楽しかったし負けたけど、絶対このチームすごいよ、このメンバーすごいから」と称えている。
ちなみに、ファンの「丸山桂里奈はディフェンスラインも見れないし、試合もたぶん見れてない」といったツイートには「でもそれでもいいていう、のりさんがいたんですよね」と佐々木則夫氏の当時の対応が窺えるリプライを送っている。さらには「オフサイドに引っかからない方法を、丸山桂里奈に聞いてくれ」という声には「足元で受けて、きた人全員抜いたらかからないでしょ」と”丸山流”を説明するサービス精神もみせた。
そして改めてU-24日本代表に向けて「なれる、メダリストになれる! 吉田麻也選手、力強い。 ほんと、かっこいい!!絶対メダルとれる!」と熱いエールを送った。
日本は8月6日に銅メダルを懸けて、メキシコと対戦する。若きサムライたちは、世界一を知る“先輩”からのエールに、応えることができるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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