20年の朝ドラ「エール」で主人公を演じた二階堂ふみ(26)と妹役の森七菜(19)。2人の関係を巡って怒髪天の騒動が勃発していた。

 コトの発端は今年1月に発覚した森の移籍トラブル。

「森は19年公開のアニメ『天気の子』でヒロイン役の声優に抜擢され、昨年秋クールの『この恋あたためますか』(TBS系)で連ドラ初主演。人気女優の仲間入りを果たしましたが、今年1月14日に所属事務所アーブルの公式サイトからプロフィールが消え、公式インスタグラムも削除。所属事務所とのトラブルが表面化したんです」(スポーツ紙記者)

 1月15日にはスポーツ紙から移籍先として報じられたソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)が、〈現場をサポートさせていただいていることは事実です〉とコメントを出し、1月24日にはエージェント業務提携を行うことが正式に発表された。

 急転直下の移籍劇に、芸能界ではご法度とされる“引き抜き工作”を疑う声も聞かれたが、

「一部報道で、二階堂の黒幕説が浮上したんです。朝ドラで共演した際にかなり親しげに話していて、森も二階堂を『お姉ちゃん』と慕っていましたから。そうした親密ぶりもあって、二階堂がSMAと森の間に立って橋渡しをしたのではないかと、疑惑の目が向けられたのです」(芸能プロ関係者)

 ところが、黒幕呼ばわりされたことに、二階堂は大激怒。

「全くの無関係。巻き込まれるのは勘弁してほしい」

 と、関与を真っ向から否定したのだという。

「この発言を受けて、SMAサイドは二階堂が森を引っ張ったと誤解を生まないよう、アーブルに対して『森の移籍に二階堂は全く関係ない』と説明したそうです」(前出・芸能プロ関係者)

 前述したように、森は現在、SMAの専属女優という立場を取っていない。

「SMAが森を引き抜いたという印象を持たれたくないのもありますが、森の母親が猛烈なステージママとして知られていることもあってか、マネージャーを志望する人がなかなか現れない。現在は成田凌と二階堂のチーフマネージャーが森の現場に同行している状態です」(前出・芸能プロ関係者)

 移籍問題が尾を引き、森のメディア露出が減った一方で、二階堂は7月13日から始まる「プロミス・シンデレラ」(TBS系)で、初めてとなる連ドラ単独主演を果たす。

「二階堂が演じるのは一文無しのアラサーバツイチ。原作漫画の主人公がすごく華奢なので、これまで以上に気を遣って、野菜中心の生活を心がけているようです」(テレビ誌ライター)

 黒幕説を払拭したシンデレラ姿が見ものである。