◆ 26試合で打率.167、本塁打ゼロ

 レイズは現地時間11日(日本時間12日)、筒香嘉智選手(29)を出場選手登録前提のロースター40人枠から外す手続きを取ったとMLB公式サイトが伝えた。

 筒香は横浜高から2009年のドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団し、在籍10シーズンで通算205本塁打を放つなど活躍。2016年には本塁打王と打点王の打撃二冠に輝くなど、日本代表の「4番」を務めるスラッガーにまで上り詰めた。

 2019年シーズン終了後にポスティングシステムを利用し、同年12月にレイズと2年契約を結び念願のメジャー移籍を果たすも、コロナ禍だったメジャー1年目の昨季は、レギュラーシーズンで51試合に出場し打率.197、8本塁打、24打点と苦戦。チームはワールドシリーズに進出したが、ポストシーズンを通して16打数2安打と精彩を欠いた。

 2年目の今季はチームメートのチェ・ジマンが故障離脱したことを受けて「一塁手」として出場機会を与えられたものの、ここまで26試合に出場して打率.167(78-13)、0本塁打、出塁率.244と、なかなか浮上のキッカケを掴むことができず、チェ・ジマン復帰の見通しがたったこのタイミングで事実上の“戦力外通告”を受けた。

 今後はトレードかウエーバーにかけられた上での他球団への移籍、獲得を希望する球団がなければチームに残留しマイナー降格などの可能性がある。