まさかの“1着”に驚きの声「クレイジーだ」

 米高校の陸上4×200メートルリレーで、観客席から乱入し、最後方から物凄い速度で先頭を抜き去った“スプリンター”が話題となっている。直線100メートルを10.5秒で駆け抜けたという実際の映像を英メディアが公開。可愛らしい姿に、海外ファンからは「面白い」「ボルトだ」などと反響が寄せられている。

 速い。速すぎる。17日に米ユタ州のローガン高校で行われた「グリズリー・インビテーショナル2021」、4×200メートルリレーでの出来事だ。レースはアンカーが最終コーナーからゴールに向かう直線に入ろうかというところだった。ここで、トラック外側の観客席から何かが乱入してきた。最後方から物凄い勢いで、大きくリードした先頭走者との距離をグングン縮めていった。

 観客からは歓声が上がる中、最後は先頭の走者と並走。ゴール手前で足元を横切るように“1着”でゴールした。正体は首輪とリードを付けた犬。走る高校生を目にして、じっとしてはいられなくなったようだ。

 実際の映像を英紙「ザ・ガーディアン」スポーツ専門公式インスタグラムが公開。犬の名前はホーリーだと紹介し、文面では「ホーリーは最後の100メートルを10.5秒で走った。観客はフィニッシュラインの寸前で、ホーリーが先頭のランナーを追い抜いて、もう少しで彼女を転ばせそうになった時どっと沸いた。しかし、レースのオフィシャルはホーリーを勝者とはしなかった」などと伝えている。

 誰よりも速かったホーリーに対し、海外のフォロワーからは「クレイジーだ」「ホーリーはボルトだ」「勝ちにするべきだった」「面白い」「オーマイガー。爆笑」「応援が自分に向けられたものじゃなかったと気付いた時を想像すると……」などとコメントが寄せられている。(THE ANSWER編集部)