マスターズ 最終日◇11日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
松山英樹とともに今年のマスターズを戦ったアダム・スコット(オーストラリア)が、日本ゴルフ界に金字塔を打ち立てた男を賞賛した。
スコットは「今年のマスターズの一番の話題はヒデキ。日本人でメジャーを勝つことは本当に大きいこと。彼はまだどれくらい日本がメジャー制覇に期待をしているかを感じていないと思うが、これから分かると思う」と、そのタイトルの“重み”を表現した。自身も2013年のマスターズをオーストラリア勢として、初めて制覇。その立場を理解している選手の言葉だけに説得力がある。
毎年、日本オープンに出場する親日家のスコットは、こんな秘話も明かした。「ある年(2016年)に、僕はヒデキに日本オープンに出るよう説得した。そうしたら予選ラウンドは僕とヒデキとリョウ(石川遼)の組み合わせになった。日本では2人ともスーパースター。その年はヒデキが優勝したから、説得したことは僕にとってはいいことじゃなかった(笑)」。親交も深いだけに感慨はひとしおだ。
最後に「ヒデキは日本ではタイガー・ウッズのような存在。今年のオリンピックはきっと大いに盛り上がると思う」と、米ツアーきってのナイスガイが、新たなマスターズ王者に拍手を送った。
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