U-24アルゼンチン代表戦の2試合を終え、U-24日本代表についていろいろ感じることがありました。

今回のU-24日本代表の中で一番よかったのは、堂々としたプレーぶりが光った田中碧でしょう。相手からのボールを奪い、効果的なパスを供給していました。その次によかったのは相馬勇気で、三笘薫よりも相手を脅かしてたと思います。

もし現時点で五輪代表を選ぶとしたら、この2人に加えてA代表で出場した冨安健洋と、今回は脳しんとうの影響で参加できなかった堂安律の4人は「決まり」ではないでしょうか。正直に言うと、他の選手はまだ確定ではないと思います。

そしてもし本当に東京五輪でメダルを狙うのなら、オーバーエイジの選手を選ぶべきでしょう。ただ五輪はインターナショナルマッチデーではないため、クラブは招集を拒否することが出来ます。そういう条件をとりあえず置いておくと、僕が必要だと思うのは、南野拓実、遠藤航、そして吉田麻也の3人です。

遠藤はA代表でも押しも押されもせぬ存在になりました。吉田麻也は守備陣に経験をもたらしてくれると思いますし、吉田が入ることで板倉滉をボランチで使うこともできます。前線はFWとしてもトップ下としても起用できる南野でいいのではないでしょうか。

FWとして大迫勇也という手もあると思いますが、いろいろなポジションでの起用が考えられること、そしてベテランの吉田を入れた場合の年齢分布を考えて南野がベストチョイスではないかと思っています。この3人を入れることで縦のラインに柱が出来るはずです。

もしオーバーエイジの選手が入ればU-24選手の枠は15人。五輪代表はいつも狭き門です。候補選手のこれからの活躍を楽しみにしています。