[画像] センバツ第4日目は2試合がサヨナラ決着! 智弁学園は大阪桐蔭を振り切り2回戦へ

◆ 大会4日目も熱戦続く!

 19日に開幕した『第93回選抜高等学校野球大会』。第4日目の23日は、市和歌山、智弁学園、広島新庄が初戦を突破し2回戦進出を決めた。

◆ 第1試合:市和歌山(和歌山) 1x − 0 県岐阜商(岐阜)

岐|000 000 000 |0

和|000 000 001x|1

 息詰まる投手戦となった一戦は、好投手・小園を擁する市和歌山が9回サヨナラ勝ちで制した。

 小園は4安打6四球と、6回を除いて毎回走者を背負う展開だったが要所を締める投球で9回(130球)を完封。9回裏一死一・二塁のチャンスを迎えると7番・亀井が中前へサヨナラ適時打を放ち劇的な決着となった。

 県岐阜商はエース左腕の野崎と右腕・松野の継投で8回までゼロを並べたが、援護したい打線にあと一本が出ず、散発4安打で完封負けとなった。

◆ 第2試合:智弁学園(奈良) 8 − 6 大阪桐蔭(大阪)

大|000 002 130|6

智|400 003 10X|8

 昨秋の近畿大会決勝の再戦となった注目カードは、近畿王者の智弁学園が猛追を振り切り、大阪桐蔭に“連勝”した。

 智弁学園は初回から相手エース・松浦の立ち上がりを攻め立て、6番・植垣の満塁走者一掃の適時打などで一気に4点を先制。先発の西村が後半に捕まり反撃を受けたが、9回は2番手・小畠が走者を背負いながらも無失点で締めてリードを守りきった。

 大阪桐蔭はエース左腕・松浦、2番手右腕の関戸とプロ注目の両腕が振るわず、打線も5回途中までノーヒットと苦戦。センバツでは12度目の出場にして初の初戦敗退となった。

◆ 第3試合 広島新庄(広島) 1x − 0 上田西(長野)

上|000 000 000 000 |0

広|000 000 000 001x|1

 タイブレーク突入目前までもつれた熱戦は、広島新庄が延長12回二死走者なしから劇的なサヨナラ勝ち。

 広島新庄は背番号1を背負う花田が8回途中84球、10番の左腕・秋山が4回2/3(73球)を無失点に抑える継投でゼロ行進。延長12回二死走者なしから3番・瀬尾が中前打で出塁すると、エースで4番の花田が右翼越え適時打を放ち、タイブレーク突入寸前で2回戦進出を決めた。

 昨秋の北信越準Vの上田西は、エース左腕の山口が1人でマウンドを守り抜いたが、162球目を痛打され涙の初戦敗退。センバツ初出場で初勝利とはならなかった。