いつまでも、女子アナは「キー局」だけのものじゃない! 本誌は、いまだかつてない規模・1500人を対象に「街場の女子アナ調査」を実施。各地方で1位に選ばれた「地元の愛され女王」にインタビューを敢行した。今回は、愛媛県1位の河野未来アナ(27・あいテレビ)だ。

「愛媛で生まれ育って、『愛媛を元気にしたい』という思いで仕事をしているので、その思いが県民の皆様に届いているとしたら、『アナウンサー冥利に尽きる』と思います。県民の方々も、『愛媛のコだよね』と受け入れてくれる感じがして、そんなふうに距離が近いのは、地元で生まれ育った強みだと思います」

 愛媛県で断トツの人気1位に輝いたのが、清潔感あふれるルックスの河野アナ。出身大学も地元の愛媛大学で、大学在学中には「愛媛みかん大使」「ミズ・オンドアール(真珠大使)」に選ばれたこともある。当時から、県民の支持は根強い。

 2020年7月に、本誌がおこなった「芸能界が狙う地方局アナランキング」で9位になった際にも、反響が大きかったという。

「その節は、ありがとうございました。いまだに、『全国9位だったね』と言われます(笑)。でも、愛媛県から出たこともないですし、県外の反響とかわからないんです」

 2019年10月には、愛媛県外にも放送される「ネット番組」への出演も果たした。

「愛媛で放送されることになった『ゴゴスマ』(CBCテレビ制作)に出演させていただきました。松山市の道後温泉から、夏目漱石の『坊っちゃん』に出てくるマドンナの格好をして、中継をやったんです。県内で観てくれた人は、喜んでくれました。ネット放送は、愛媛のPRになるので、どんどん出ていきたいです」

 2020年12月、担当する『よるマチ!』の生放送で、産休に入ることを打ち明けた。意外な発表に、「結婚しているのも知らなかった」との声も多かったという。現在も産休中ながら、今回は本誌のために取材を受けてくれたのだ。

「個人でやっているインスタグラムには、今でもメッセージをいただきます。産休、育休のあと、元気に復帰したい。ママになったら世界の見方が変わってくると思うんです。

 基本、のほほんと生活して、親にも怒られるんです。でも、休んでいるあいだもテレビの世界をしっかり見て、成長した姿を見せたいです。今後は、ママだからこそできる仕事をやっていきたいです」

こうのみく
1993年11月生まれ 愛媛県出身 愛媛大学卒業後、2016年に「あいテレビ」入社。中学、高校の音楽の教員免許を所持。妹も「みかん大使」を務めた

(週刊FLASH 2021年2月9日号)