Androidには、友人が家に遊ぶに来た場合などに、QRコードを表示して、自分が接続しているWi-Fiのパスワードを共有する機能が備わっています。便利な機能ではあるのですが、いちいちQRコードを表示し、相手に読み取ってもらわなければいけないのが若干面倒でもあります。しかし、Android 12では、これがもっと簡単になるかもしれません。

GoogleエンジニアのであるAbel Tesfaye氏が、Android Open Source Project(AOSP)でWi-Fiの共有ページを修正し、近隣との共有ボタンを実装しようとしています。仕組みとしては、Android版AirDropことNearby Shareを利用するようです。いちいち相手にQRコードを読み取ってもらう必要もなくなり、部屋の反対側など、離れた場所にいる相手とも共有が可能になります。

Nearby ShareはAndroid 6.0以降であれば標準機能となっているので、あいてにQRコードスキャナなどを利用してもらう必要もなく、説明も簡単になりそうです。

Android版 AirDrop こと「周辺ユーザーとの共有」Nearby Share 提供開始、オフラインでも高速転送。使い方と設定

ただし、まだこの機能が採用されると決まったわけではありません。例年通りであれば、Android 12の開発者プレビューは2月あるいは3月に開始される可能性があります。初期リリースへの実装は間に合わないかもしれませんが、Android 12正式版への実装を期待したいところです。

via: XDA-Developers
source: AOSP