日本の国民食、カレー。従来の欧風カレーに加え、インドカレー、フレンチカレー、スリランカカレー、スープカレーなど、バリエーションは年々拡充してきています。

皆さん好みのカレーはあると思いますが、"カレーのプロ"たちはどんなカレーにハマっているか気になりませんか? 今回は"カレーのプロ"に聞いた「冬に食べたくなるカレーランキング」TOP10を紹介します。

1位はやっぱり...

ランキング(※)は、2021年1月13日、カレー総合研究所から発表されました。

10位〜1位はこんなメニューが並びましたよ。

さすが"冬に食べたい"ランキングとあって、カラダが温まりそうなカレーが並びます。

5位の激辛カレーは、言わずもがな。4位のスープカレーも熱々のスープが体の芯から温めてくれます。

3位の焼きカレーは、昭和30年代に北九州で生まれたメニュー。オーブンで焼くので、これも温まりますね。

2位の冬野菜カレーは「寒い冬に体を温める新定番」になりつつあるといいます。

たとえば、「夏野菜カレー」は、きゅうりやなす、トマト、ゴーヤ、ズッキーニといった夏野菜を使いますが、これらは体の余分な熱を逃がす、カリウムと水分が豊富で体をクールダウンできるため、熱中症予防や夏バテ予防に良いとされていますよね。

一方、「冬野菜カレー」には、生姜やにんじん、レンコンなどを使います。豊富なビタミンやミネラルが代謝アップや血行促進、たんぱく質の働きを助け、結果、体を温めてくれるのです。

1位は、カレーうどん。冷めにくい利点もあり、冬に食べるカレーうどんはいつも以上に美味しく感じます。

そもそも、多種多様なスパイスで構成されているカレーは「食べる漢方」とも呼ばれており、冬の健康管理にも最適なのだそう(カレー総合研究所の発表による)。カレーを食べることにより、自律神経の失調による冷え性の改善に効果的である、という検証結果もあり、特に体温も下がり体調を崩しやすくなる冬の時期にはうれしいメニューでしょう。

まだまだコロナ収束には遠く、健康には一層気を付けたいところ。体を温める"温活"で、冬を乗り切りましょう。

※調査概要:株式会社カレー総合研究所による。カレープロフェッショナル(カレー大学卒業生)50人に対し、2020年12月にWEBおよび電話での聞き取りで調査