V・ファーレン長崎は18日、元日本代表DF徳永悠平(37)の今季現役引退を発表した。

日本代表としても通算9キャップの徳永は国見高校から早稲田大学に進学後、2003年から2シーズンにわたり、特別指定選手としてFC東京でプレー。2006年にFC東京入りすると、2018年から生まれ故郷のクラブである長崎に活躍の場を移した。長崎加入3年目の今季は明治安田生命J2リーグ残り1試合の現時点で10試合の出場で1ゴールを記録している。

通算成績はJ1リーグ通算386試合4得点、J2リーグ78試合5得点、リーグカップ71試合1得点、天皇杯33試合。今季を最後に現役生活にピリオドを打つ徳永はクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「今シーズンをもって現役を引退することとなりました。まずは、私が長崎に在籍した3シーズン、良い結果が残せなかったことを申し訳なく思っています。しかし、キャリアの最後に地元長崎でプレーできたこと、最後まで昇格争いができたこと、長崎で引退できることをすごく幸せに感じています。V・ファーレン長崎が、来シーズンこそJ1に昇格することを祈っています。さらに、今後アジア・世界の舞台でV・ファーレン長崎が活躍することを、一人のサポーターとして楽しみにしています」

「そして、FC東京でプレーさせてもらった15年間も、私の中では、貴重な経験です。FC東京でキャリアをスタートでき、タイトルを獲得できたことは、今でも心に残っています。今後、悲願のJリーグ制覇を願っています。最後に、これまでお世話になった監督・コーチングスタッフ・チームメイト・スポンサー様・サポーターの皆さんをはじめとする皆さんへ感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました!」

なお、徳永は20日に本拠地で予定するJ2リーグ最終節のツエーゲン金沢戦終了後、ファン感謝デーで引退の挨拶を実施。22日にオンライン記者発表を行う。