片手で手軽に食べられるコンビニのフライドチキン。

学校帰りや仕事帰りなど、ちょっと小腹がすいた時にお世話になっている人は多いのではないか。コンビニごとに味も異なり、読者にもきっとお気に入りのフライドチキンがあるはずだ。

Jタウンネットでは2019年8月2日から2020年12月2日まで、「どのコンビニのフライドチキンが一番好き?」と題して読者アンケートを行った(総投票数891票)。はたして、ナンバーワンに輝いたチェーンはどこだ――。

3大チェーンの順位は...

広域に展開しているコンビニチェーンは10以上あるが、今回の調査では日本フランチャイズチェーン協会の正会員になっている7ブランドに選択肢を絞った。



こちらは全国の結果をランキングにまとめたものだ。ご覧の通り、総投票数891票のうち、459票を獲得してトップに輝いたのはファミリーマートだった。割合で見ても51.5%で過半数を占めた。

ファミリーマートで販売されている「ファミチキ」は、サクサクの衣とジューシーな肉汁が人気のフライドチキン。発売開始は2006年と他の大手2社よりも早く、いわばコンビニフライドチキンの先駆け的存在とも言えるだろう。

続く第2位はローソンで、196票を獲得して22.0%、3位のセブン-イレブンが158票で17.7%。トップ3にはやはり大手チェーンがならび、この3社で全体の91.2%の票を占める結果となった。

ローソンの「Lチキ」は材料に米粉を使用しているのが特徴で、これにより中は柔らかく、外はサクサクの食感になっているとのこと。発売開始も2009年とそれなりに古参だ。またセブン-イレブンの「ななチキ」は2017年発売開始とかなり後発だが、11 種類の厳選スパイスを使用するなどこだわりの一品に仕上がっているという。

4位以下はトップ3とは大きく差が開いてしまった。4位ミニストップが26票(2.9%)、5位セイコーマートが24票(2.7%)、6位はデイリーヤマザキで22票(2.5%)、そして最下位はポプラで6票(0.7%)だった。

単純な票数ではファミリーマートの圧勝だが、地域別ではどうだろうか――。

地域別でもファミマが圧勝



こちらは都道府県ごとのトップに輝いたコンビニを塗り分けたものだ。

こちらのマップを見ての通り、ファミリーマートが山形、福島、栃木、茨城、群馬、千葉、東京、神奈川、埼玉、山梨、静岡、愛知、石川、滋賀、三重、和歌山、奈良、京都、大阪、兵庫、鳥取、広島、山口、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄の32地域で単独1位を獲得している。

まさに、一人勝ちといった様相だ。

続いて、ローソンは岩手、岡山、大分の3地域で、セブン-イレブンは新潟、福井、佐賀の3地域で、それぞれ単独1位を獲得している。

また、票数では5位だったセイコーマートは、ファミリーマートとセブン-イレブンとの同率ではあるものの北海道で1位を獲得している。全国的には影が薄かったが、さすがに本拠地ということもあって支持を集める形になった。

今回の調査結果について、Jタウンネットは2020年12月3日にファミリーマート広報を通して商品・マーケティング本部に話を聞いた。取材に応じたファストフーズ部の河口美砂さんは、

「この度は、好きなコンビニのフライドチキンで『ファミチキ』が1位を頂いたという事で非常に嬉しく思います。
発売から約15年、製造から販売に渡り多くの人のお陰で、毎日美味しいチキンを皆様にお届けしてきました。これから先も皆様に愛され続けられるよう、努力し続けます。ありがとうございました」

とコメントした。