「鈴木保奈美(54)が新しく個人事務所を設立したことが注目を集めています。特に第一報を掲載した『週刊文春』は、“離婚への布石”である可能性についても言及しているのです」
そう語るのはベテランの芸能記者。
鈴木は現在、ドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系)で主演の柴咲コウ(39)の母親役を演じている。前出の芸能記者が続ける。
「今年は『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)に続く、2本目の連続ドラマ出演です。グレーヘアを振り乱しての熱演で、“あのトレンディ女優が、こんな鬼気迫る演技もできるようになったのか”など、高い評価を得ています」
鈴木は夫・石橋貴明(59)が代表取締役を務めている事務所「アライバル」に所属しているが、新たに個人事務所「H」を立ち上げたのは今年7月のこと。登記簿によれば、妹が代表取締役、母が取締役に名前を連ねている。
「鈴木はかつても『ヴァーグ』という家族経営の個人事務所の取締役を務めていましたが、結婚・出産後の’01年に解散しています。19年ぶりの個人事務所復活ということになりますね。この件が“離婚危機”と関連して報じられている理由の1つは、石橋・鈴木夫妻の三女が今春に高校を卒業し、育児が一段落したこと。もう1つの理由が、年々強くなっているという石橋の“束縛癖”です」(前出・芸能記者)
ドラマ制作関係者は次のように語る。
「帰り支度が早い女優さんは少なくないのですが、そのなかでも保奈美さんは目立ちます。ご主人の石橋さんの言いつけなのか、撮影が終わると一目散に帰宅されるのです」
’11年に鈴木が本格的に女優復帰する際、石橋は2つの条件を出したと報じられている。それは「撮影が押しても必ず自宅に戻る」と「夕方には必ず電話する」だという。それから数年、鈴木の活躍の場は広がっているが、石橋からの“女優を続けるための条件”も、さらに増えているのだ。
「打ち合わせの席で、珍しく保奈美さんがグチをこぼしていたので印象に残っています。
『せっかく女優として頑張っているのに、夫から、あれもするなこれもするな、と言われ続けていて、正直ウンザリしている』という話でした。
具体的には『打ち合わせのための会食などがあっても深夜帰宅はNG』とか、『共演する俳優とは現場でも仲よくするな』と言われているそうで、驚きました。ノロケともとれなくはないのですが、『仕事なんだから、共演者とはコミュニケーションをとらなければいけないのに』と、嘆いていましたので、本当に悩んでいるのだと思います」(鈴木と親しい仕事関係者)
石橋が“妻との仲を警戒したという共演者”とはいったい誰なのだろうか?
「主だった男性の共演者といえば『主婦カツ!』(NHK-BSプレミアム)の岡田義徳(43)、『SUITS/スーツ』シリーズの織田裕二(52)、中島裕翔(27)などです。
そのなかでも石橋の嫉妬の対象となった“本命”といえば織田裕二でしょうね。『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)以来、27年ぶりの共演ということで話題になりましたが、織田は鈴木のことを『知的だしキュートだし、27年前と全然変わっていないうえに、大人としての知識や経験が加わって、やっぱりステキな女性です』とベタ褒めしていました。織田も既婚者ですし、共演者に対するリップサービスだったのでしょうが、会見でも仲のよさが目立っていたこともあり、石橋の嫉妬心を煽ってしまったのでしょう」(前出・芸能記者)
鈴木が悩んでいるという“夫からの束縛”について、夫婦問題研究家の岡野あつこさんに聞いた。
「妻や恋人に対する過度な束縛は、モラハラ男性の特徴の1つといわれています。発言がモラルハラスメントにあたるかどうかは、『怒鳴ったりするなど圧力をかけるような言い方かどうか?』、また『言われた相手がどのように受け止めているか?』などにもよります。
もちろんモラハラ発言が続けば、夫婦の距離も開きますし、離婚にいたるケースも多いです。特に気をつけるべきなのは、子供の前での発言や、奥さんの仕事を馬鹿にするような言葉です」
ネット番組でのタレント・池田美優(22)への言動が、“まるで昭和のセクハラ芸”と物議を醸したばかりの石橋。家庭でも“昭和流の夫”を貫くばかりでは、鈴木との離婚危険水位も高まるばかりだろう。
「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載