道民の間でも定着した観のあるG系ラーメンだが、今年も続々と個性派ぞろいの店がデビュー!ここでは、そのボリュームと味へのこだわりを徹底紹介。<※情報はラーメンWalker北海道2021より>

【写真】焙煎した味噌が極太麺に絡む「極太麺(味噌・野菜マシ)」

■「夢を語れ 札幌」(札幌市・東区)/ 2019年11月18日オープン

「夢を語れる場所を全世界197カ国に作る」を旗印に、全国に拡大している「夢を語れ」の北海道1号店。ラーメンの豪快な盛り付けとコクのある旨さもさることながら、“夢を語り合える場”として、若い世代を中心に支持を集めており、卓上の「夢ベル」を食後に押すと、自分の夢を語るか、店のスタッフの夢を聞くことができる。

「ラーメン(野菜マシ)」(900円)は豚骨を半日炊いたのち、豚のバラ肉とウデ肉、さらに背脂を炊き、スープが完成。脂ダレとしても使用する背脂は、新鮮なものを用いるため、しつこさがない。平たくモチッとした麺は300グラム入るのがデフォルト。そこに野菜が300グラム、マシだと500グラム以上入る。野菜マシには下皿が付くので、こぼすことを恐れずに味わおう。

<住所:札幌市東区北15東2-1-40 営業時間:11:00〜14:00、17:30〜21:30、水曜17:30〜21:30(各LO) 休み:日曜※日曜は豚丼店として営業>

■「ラギちゃんラーメン 北21条店」(札幌市・北区)/ 2020年5月10日オープン

「手稲ラーメン 肉玉」のG系がセカンドブランドとして独立。濃厚な中華そばも人気だが、看板は食べ応えのあるG系。スープから立ち上る魚介の風味が実にいい。麺は極太と、超極太な「ゴリラギ麺」の2種から選べる。すべてにおいてボリューミーだが、食べ応えを実感させるのは厚さ2センチ近いジューシーなチャーシュー。香ばしく火で炙ってから添えられる。

「ラーメン(野菜マシ)」 (850円)は、ニンニクをラードであおり、豚肉と背脂から取るスープを鍋で合わせる。仕上げは煮干しを加えた鶏油(チーユ)と黒胡椒で。油膜の張ったスープは最後までアツアツだ。

<住所:札幌市北区北21西4-2-7 営業時間:11:00〜14:00、17:00〜21:00(各LO) 休み:月曜、第2・4日曜>

■「自家焙煎らーめん とみの屋」(札幌市・中央区)/ 2020年6月1日オープン

焙煎味噌ラーメンで人気だった「みのや」の味を、調理担当だった冨野さんが引き継いでオープン。注目は札幌ラーメンの手法で香ばしさをプラスしたG系の「極太麺(味噌)」だ。パンチのある味噌の風味が歯応えのいい極太麺にマッチする。山盛り野菜の上にタレと共にどっぷりかかる豚の腹脂は、インパクト大。背脂より上品な味わいで、全体の味をまろやかにしている。

「極太麺(味噌・野菜マシ) 」(1200円)は、ゲンコツなどから2日かけて旨味を抽出した力強いスープを、自慢の味噌ダレで香ばしく仕上げる。モチモチの麺、大判チャーシューも食いでがある。醤油味も選べる。

<住所:札幌市中央区南4西2-8-2 営業時間:17:00〜翌3:00、金曜・土曜・祝前日〜翌4:00、日曜・祝日〜翌1:00(各LO) 休み:不定>

一見豪快ではあるが、繊細な一面を持つG系ラーメン。店舗によって違う多彩な味を堪能してみてはいかがだろう。ここで紹介した店はいずれも「ラーメンWalker北海道2021」のお墨付き。ぜひ本誌を持って店に足を運んでみよう。

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