世界にはさまざまな文化や習慣があり、隣り合っている日本と中国でも違いが見られる。日本人から見て、中国には非常に奇妙であったり、面白いと感じる文化や習慣もあるが、それは中国人からしても同様だ。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「日本に存在する興味深い文化や習慣」について考察するスレッドが立ち上てられ、多くの中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 ある中国人ネットユーザーは、「日本のテレビCMは興味深い」とコメントし、「テレビ番組に引けを取らない趣向を凝らしたCMが放映されているゆえ、CMの時間はトイレに立つべきではない」と論じた。

 別のユーザーからは、「日本はゆるキャラが非常に多い」とコメントを寄せた。中国でも「くまモン」は有名で、「熊本熊」という名前でさまざまなグッズが出回っている。だが、その容姿はどことなく本家とは異なっているのが現状だ。きっと偽物も含まれているのだろう。

 他にも、「自動車の通行帯が逆」、「エスカレーターでは、急いでいる人のために片方を開ける必要がある」、「中国にはない中華料理が存在している」、「ありがとう、すみませんという言葉を非常によく耳にする」といったコメントが寄せられていた。確かに中国では、「天津飯」、「冷やし中華」、「中華丼」といった日本では定番の中華料理を見かけることはなく、これらは日本で生まれた中華料理であるため、中国人のほとんどが知らない料理だ。

 さらに、「犬の散歩をしている日本がペットボトルに水を入れて持ち歩いている光景も、中国ではあまり見られないもの」とコメントし、それは「自分や犬が飲むのではなく、犬が用を足した後に使用する水だ」と紹介した。中国でもペットを飼育する人が増加しているが、おしっこも糞も放置しっぱなしであることが多いため、日本で見かける光景に感銘を受けるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)