韓国ドラマ『サイコだけど大丈夫』(tvN)が、放送通信審議員会(以下、新議員会)の法的制裁を受けることになった。

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審議員会は8月26日に開かれた小委員会の結果、同ドラマを法的制裁である「注意」意見として全体会議に上程することを決めた。“注意”とは、テレビ局の再許可審査に影響を及ぼす重い懲戒処分にあたる。

問題となったのは、双極性障害の患者が登場するエピソードで男性器を不適切な字幕で処理したり、動物の絵で戯画化した部分だ。また、セクハラを正当化しかねない内容や、意図的なビープ音もしくは類似発音で悪口を表現した部分も問題視された。

tvNドラマ『サイコだけど大丈夫』

小委員会は「ドラマの登場人物のキャラを表すための表現であることを考慮しても、特定の性を戯画化し、セクハラを正当化する憂いのある内容を放送したのは、制作陣の性認知感受性の不足を如実に表したもの」とした。

また、「青少年視聴保護時間帯に過度な悪口表現などを放送したのは視聴者の正しい言語生活を害するもので、法的制裁は避けられない」と明かしている。